見出し画像

二進法で指折り数える方法

私はよく気を紛らそうとして、二進法で指を折って数を数える。

指の動きが結構激しいので頭の体操になるし、数えているうちに狙い通りいい感じに落ち着いた気持ちになれる。

初めのうちは考えないと正しく数えられなかったが、慣れてくると指を折る順番に法則があってそれが体に馴染んでくるので、今では自然と指が動くようになった。

二進法の数え方ができるようになって何かいいことがあったかと言えば、突然数学が得意になったり運命の出会いをしたりといったことは今のところない

でも10本の指を使って十進法でものを数えるよりは、ほんの少し便利で面白いやり方だと思うし、なんとなく楽しいと感じているのでそれで良しとする。

二進法のいいところ

二進法のいいところは、5本の指だけでも十進法よりはるかに大きい数字まで数えられること。

片手で31、両手の10本の指を使えば1023まで数えられる(理論上)

5本の指なら、2の5乗−1。
10本の指なら、2の10乗−1。

−1っていうのは0(ゼロ)のぶん。
十進法で使う数字が0〜9なのと同じイメージ。

手で1023まで数えられるって、すごくない?

手で二進法を数える方法

両手の掌を上に向ける。

右手の親指が一番下の位、左に行くに従って位が上がっていき、左手の親指が一番上になる。この感覚は普通に十進法の数字を書くときと同じ。

指の腹に数字を書いていく。面倒なら紙に書くか、イメージする。
覚えてしまえば書かなくてもできるようになる。

まずは右手から。

(右手小指)16、8、4、2、1(右手親指)

あとは親指から、1、2、3、4……と順に指を折る練習をするだけ。

指1本で表せない数字は足し算で考える。
1なら右手の親指だけ、2なら人差し指だけ、3は親指と人差し指、4は中指だけ……

指1本にしても足し算にしても、一つの数字は一通りの折り方でしか表せないので心配は無用。
5は1+4か、それとも2+3か、なんて悩むことはない。3の指がそもそもないから。

31まで数えてみて、左手を使ってみてもいいと思ったら続きも書いてみる。

(左手親指)512、256、128、64、32(左手小指)

数え方は、右手に引き続く。
右手の指を全部折って31、次の32は左手の小指のみ。

やっていると気づくが、右手の忙しさが尋常じゃない
特に親指は毎回動くので超疲れる。

そのうち無心になれる瞬間がやって来ちゃったりする。
これがちょっと快感(狂気)

できるようになってみて思ったこと

慣れなくても、考えながら指を折っていくとこれがなんだか結構楽しい。

いや、楽しくない人もいるだろうけど。そっちの方が多いかも知らんけど。

ちなみにこのやり方で私が1023まで数えたことは、今までただの一度もない

この数え方は、パッと数を数えたいが10本の指では足りないときに便利だ。
なんたって片手で31まで数えられる。

ただし言うまでもないことだが、1023まで数えられると言ってもそこまでいくとヒューマンエラーのリスクが果てしなくデカくなる。

人間の頭と手と口だけで正確に1023まで数えようとすること自体、少々無理がある。
正直100でも厳しい。
子どもの頃、「100まで数えたらお風呂上がっていいよ」と言われて、ずるもせず見失いもせずにきちんと最後まで数えられたことなんてほとんどない気がする。

数えるものが膨大な量ありそうなら、それが分かった時点でより効率的で正確で安全な別の方法を探すのが最も賢明な行動であると言えるだろう。

この記事が参加している募集

数学がすき

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?