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ヘアドネーション

ヘアドネーションのために髪を伸ばしていた。

この日記から2年。
40cm以上、できれば50cmを目指したいと思っていたけれど、いろんなところに引っかけてしまったり、髪の毛同士が絡まったりすることが多くなり、毛先の傷みがひどくなってきた。

先月トリートメントをしに美容室へ行き、取り敢えず長さを測ってみてもらったところ、最低ラインの31cmをクリアしていることを確認したので、もう切ってしまうことに。

そして先週、ついに断髪式を決行した。

ちなみに担当の美容師は友達で、中学校の同級生だ。
「自分で切ってみる?」と言ってハサミを貸してくれた。

左サイドの髪の束を手に持ち、おそるおそるハサミを当て、ぐっと握る。
思っていたより硬くて、うまく切れなかった。切り落とした髪の束の切り口はガタガタ……ちょっと恥ずかしい。
残りは友達が切ってくれた。

それから先は、事前にオーダーしていた通り、軽めのショートボブに整えてもらった。

久しぶりのショートで、とてもスッキリ。
もともとショートヘアでいることのほうが多かったから、本来の自分に戻ったような気分でもある。

もうすぐ転職・移住と、人生の区切りを迎えようともしているときなので、これまでの自分から生まれ変わるという意味でも、いい儀式になったかしれない。


ところで、家に帰って、念の為もういちど測ってみたら、ギリギリ40cmに届きそうな束もあった。というわけで、一応、目標達成ということにしたいと思う。


髪の寄付先は、最大手の「Japan Hair Donation & Charity」(JHD&C・ジャーダック)にした。

ホームページから「ドナーシート」をダウンロードし、自分の情報や髪の状態を簡単に記入。それと寄付する髪をセットにして封入。
追跡可能な方法と言うことで、わたしはレターパックライトで投函した。

経費を少しでもウィッグ製作に回すため、礼状や記念品などは特に送付していないとのこと。
かわりにホームページから「サンキューカード」なるものがダウンロードできる。

ジャーダック以外にもヘアドネーションの活動をしている団体はいくつかあるので、興味のある方はいろいろ調べてみて欲しい。
ただ、寄付で集めた髪を転売するなどの悪質な団体やサロンがあるという噂も聞くので、寄付先はよく調べたほうがいいと思う。
ジャーダックをはじめ、有名どころやしっかりとした実績があるところに寄付するのが安心かと。

・NPO法人HERO

・つな髪

団体によって受け入れ可能な髪の長さや髪質の基準も微妙に異なったりするので、自分に合ったところや方針に賛同できるところを選ぶと良いと思う。


しかし。切り落とした髪の束、あんなに鬱陶しかったのに、こうしてみるとなんて少ない。1人分の寄付ってこれっぽっちなんだ。ウィッグつくるのには全然足りない。
1つのウィッグには 30~50人分の髪の毛が必要なんだそう。
わたしの髪も、その一部として役に立ってくれると良いなぁ。



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