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【cotreeの使い方】2回目のカウンセリングを受けるか悩んだら

カウンセリングを1回だけ受けた方のなかには、想像していたような効果が得られなかったり、続けるか悩んだりする方もいらっしゃるかもしれません。

「過去のことを話すと落ち込んでしまう。どう話したらいいんだろう?」
「カウンセラーとのコミュニケーションが難しくて、続けるか迷う」
「ひとまず1回受けてみたけど、次はどうすればいいんだろう」

そこで今回は、カウンセリングに違和感があった時の対処法と、2回目のカウンセリングをよりよくするための準備をご紹介します。cotreeでオンラインカウンセリングを継続するか悩んだ際に、参考にしていただければ幸いです。

▼カウンセリングを初めて受けようか考えている方はこちら

カウンセリングを複数回受けるメリット

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初めてのカウンセリングのなかで、「味方がいる」と感じられる、不安感や孤独感が緩和できたと感じる方は多くいます。

とはいえ、カウンセリングは、カウンセラーとのやりとりを通して、悩みや課題に感じていることを整理しながら、少しずつ問題を解きほぐしたり、自分自身についての気づきを得たりする作業でもあります。

こうした整理や深掘りは、必ずしも1回のカウンセリングで完結するとは限りません。

また、カウンセリングを複数回実施することのメリットとして、行動を起こした際の振り返りができることや、段階を重ねて改善を目指せることがあります。

大きな課題がある時、すぐに解決するのは難しいでしょう。問題の大きさに気を取られて、行動を起こせなかったり、不安を抱えて思考がまとまらかったりする方もいるかもしれません。

カウンセリングは、複数回受けるなかでご自身の状態を把握し、解決策を模索していきます。スモールステップを着実に登っていくことで、行動のハードルが下がり、継続的に課題解決に取り組みやすくなります。

カウンセリングの効果や継続するメリットの詳細は下記ページでご紹介していますので、よければご覧ください。

カウンセリングに違和感があったときの対処法

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カウンセリングの効果は、受ける方の状況やカウンセラーとの相性などによって異なります。そのため「効果があまりなかった気がする」と感じた方もいるかもしれません。そんな方に向けて例を挙げて対処法をまとめます。

■「自分の伝えたいことと、カウンセラーの言葉にすれ違いがありました」

会話のなかで、認識にすれ違いを感じることもあるかもしれません。

その場合には、遠慮なく「自分の言葉がきちんと伝わっていないように感じる」と伝えて大丈夫です。認識の擦り合わせをしながら、カウンセリングを進めましょう。

認識の違いのほかにも、「こういう進め方がしたい」「テーマを変えたい」など、要望は遠慮せずに伝えていただければと思います。

cotreeでは、カウンセリングの実施前後にアンケートをご用意しています。次回以降の要望や話し足りなかったことについて、カウンセラーにテキストで伝えることも可能です。

■「自分の悩みを話しきれませんでした」

大きな悩みや複数の悩みを抱えている場合など、1回45分程度のセッションでは十分に話しきれないこともあるでしょう。特に初めてのカウンセリングでは、緊張による話しづらさもあるかと思います。

同じカウンセラーでカウンセリングを継続する場合、前回までの内容を把握した上で実施します。そのため、次のカウンセリングで続きを話してもよいですし、数回にわたって相談するのを前提にカウンセリングを実施することもできます。

■「カウンセリングで過去のことを話して、つらい気持ちになってしまいました」

カウンセリングで自分の嫌な部分に直面したり、なんとなくモヤモヤしたものに向き合ったりすることで、かえってつらく感じてしまうこともあるかと思います。

それまでなんとなくモヤモヤしていた気持ちから具体的な葛藤が見えて苦しくなったり、ずっと蓋をしていた気持ちと向き合っているからこそつらい気持ちになったり。それらは改善に向かう上での大切な過程の場合もあります。

しかし、つらい気持ちが長く続く場合や、カウンセリング中につよい不安やストレスを感じた場合は、無理して話さず、ご自身の気持ちを尊重することも大切です。

カウンセリングは「話す場所」ではありますが、「話さなければならない場所」ではありません。つらい気持ちになったら、その内容について話すのをやめたり、「今は話せないです」と伝えたりしても大丈夫です。

話題を一時的に変えたり、安眠やリラックスの方法を考えたりすることもできます。ご自身の心を最優先に、カウンセリングを継続していただけたらと思います。

■「カウンセラーとの相性が微妙だと感じました」

相性が合わないと感じた時には、次回のセッションからカウンセラーを変えてもかまいません。

カウンセラーと一口に言っても、専門分野や経験は多岐に渡ります。cotreeには190名以上のカウンセラーがいますので、ぜひ相性が良いと感じる人を探してみてください。

カウンセラー選びに迷う方には、「マッチング診断」がおすすめです。あなたの性格の傾向や、相談したい内容、カウンセラーへの希望をもとに、おすすめのカウンセラーを3名ご紹介します。

▼マッチング診断を受けたい方はこちら

■「家には家族がいるので、話しづらいです」

生活環境によっては、自宅での話しづらさを感じてオンラインカウンセリングを躊躇する方もいるかもしれません。自宅が落ち着かない場合、カラオケボックスや個室タイプのワークスペースを使ってもいいでしょう。出歩きながらカウンセリングを受ける方もいらっしゃいます。

またcotreeでは、テキストでやりとりする「書くカウンセリングもありますので、ご自身のライフスタイルに合ったプランをお選びください。

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次回のカウンセリングを受けるタイミング

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初回カウンセリングの後、次回をいつ受けるか迷う方もいるのではないでしょうか。基本的には、受けたいと思ったタイミングでcotreeをご利用いただけばと思います。

ただ、あまり期間を空けずに2回目、3回目のカウンセリングを受けたほうが、より短い期間で効果を得やすくなるという研究結果も。ライフスタイルやご自身の状態にもよりますが、初回カウンセリングから1週間後を目安に、2回目のカウンセリングを実施するのが望ましい傾向にあります。

3回程度受けてみると、自分なりのカウンセリングの受け方がわかってくる」という方もいます。まずは3回程度受けてみて、カウンセリングがどんなものかや、カウンセラーの相性などを確かめていただければ幸いです。

2回目のカウンセリングをよりよくする準備

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最後に、2回目のカウンセリングでより話しやすくするための準備をご紹介します。自身の期待に添った時間にするためにも、参考にしてみてください。

1.もっと話したかったことや引っかかったことを記録する

初回カウンセリングで「もっとこのテーマについて話したい」と感じたものがあったら、記録しておきましょう。次回以降のカウンセリングで扱うこともできますし、そのテーマに対する自分の気持ちを見直すことにもつながります。

また、カウンセリング終了後に「そういえばこのテーマでも相談したいんだった」と思いつくこともあるかと思います。

cotreeの事後アンケートでは、「今回のセッションで話せなかった話題、次回以降で話したい話題」を記入する欄があります。些細なことでもかまいませんので、ぜひ気軽に書いてみてくださいね。

2.どんな気持ちの変化があったかを整理する

カウンセリングの前と後でどのような気持ちの変化があったかを整理しておくと、次回以降のカウンセリングに役立ちます。他にも、カウンセラーの言葉で印象的だったものや、気付いたことを書き留めると、今後課題に直面した時の助けになるかもしれません。

カウンセリングを受けるまでの間に、新たな悩みが発生することもあるでしょう。前回のカウンセリングと相談内容が変わっても大丈夫なので、今、大切だと感じるテーマでお話しいただければと思います。

3.今後の利用イメージを考えてみる

「カウンセリングを継続的に受けたい」「メンタルヘルスケアを日常的におこないたい」という方は、今後どのぐらいのペースで利用するかを考えてみるとよいでしょう。

例えば「生活リズムが崩れてきたら予約しよう」「来月末にもう一度受けよう」など。次にカウンセリングを受けるタイミングを決めておくと、行動を起こしやすくなります。

また、カウンセリングに期待するものを明確にすることで、希望に添った解決策を考えやすくなりますし、カウンセラーと共通認識をもちやすくなります。今後の利用に関してイメージしているものがあれば、カウンセラーに共有してみるとよいでしょう。

不安な点や懸念点があれば、カウンセラーと相談することも可能です。ぜひ一度、考えてみてください。

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今回は、カウンセリングに違和感があった時の対処法と2回目利用する時のポイントをご紹介しました。

カウンセリングは、カウンセラーとあなたが一緒に作りあげるものです。もしカウンセリングに関して疑問や要望がありましたら、お気軽にカウンセラーにご相談ください。

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参考文献
1)Tiemens, B., Kloos, M.,Spijker, J., & Ingenhoven, T. J. M.(2019)”Lower versus higher frequency of sessions in starting outpatient mental health care and the risk of a chronic course; a naturalistic cohort study” BMC Psychiatry,19(1).
2)Lambert, M. J., Hansen, N. B., & Finch, A. E. (2001) "Patient-focused research: Using patient outcome data to enhance treatment effects" Journal of Consulting and Clinical Psychology, 69(2), 159–172.
3)Evans-Jones, C., Peters, E., & Barker, C. (2009) "The therapeutic relationship in CBT forpsychosis: Client, therapist and therapy factors" Behavioral and Cognitive Psychotherapy, 37(05), 527–540.

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