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「諦めかけた心理の仕事… cotreeに出会いやりたいことが叶った」(カウンセラー藤田さん)

cotreeの登録カウンセラー/コーチの藤田琴子さんは、2017年11月に登録してからの約3年間で、約900件のカウンセリングと400件以上のコーチングに関わっています(2020年12月現在)。

フランスで2人の子育てをしながら、カウンセラーとコーチのキャリアを歩んでいる彼女。日本で心理の仕事を経験しており、渡仏後自分でカウンセリングサービスを実施しようとしたものの難しく、一度は心理の仕事を諦めようとしたそうです。

しかしcotreeとの出会いがきっかけで、心理の仕事に再び携わることができ、日本から遠く離れた地にいてもひとりで抱えこむことなく、自身の理想の働き方が実現できているといいます。そんな藤田さんに「cotreeの登録カウンセラーとして働く魅力」について、語っていただきました。

cotreeでは登録カウンセラーを募集しています


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藤田琴子 プロフィール
cotree登録カウンセラー/コーチ。臨床心理士、NLPマスタープラクティショナー。
日本の大学を卒業し、米国の大学院にてカウンセリング心理学・修士課程を修了。外資系コンサルティング会社に約5年間勤務し、2008年にカウンセラーに転職。EAPの会社で電話相談や対面カウンセリング、メンタルヘルス研修を実施。2011年、国際結婚により渡仏。2017年にcotreeのカウンセラーに登録し、2019年からはアセスメントコーチングサービスのコーチも兼任している。
藤田琴子さんのプロフィール(cotree予約ページ)

ライフステージや住む場所が変わっても、柔軟に働ける

独身のころは、外資系コンサルティング会社とEAP(メンタルヘルス不調の従業員を支援するプログラム)の会社で働いていました。好きなだけ仕事ができましたし、趣味や学びの時間を取ることもできました。

ところが結婚をしてフランスへ移住し、子どもが生まれると、暮らしがガラリと変わりました。24時間子ども中心の生活。「仕事をしたい」と心から思いましたが、フランス語では難しく、心理の仕事はなおさら無理だと思いました。また、仮に仕事が見つかってもフルタイムで働くためには、学童などで子どもたちを1日中フランス語環境に置かざるを得ません。そうなると娘たちと日本語で話せなくなる懸念もあり、本当にそれでいいのか、という葛藤がありました。

このまま私の人生はフランスでの子育てで終わるのだろうか。あれほどの情熱を持って、留学してまで学んだ心理の知識も活かせないまま終わるんだろうか……。諦めなきゃ、でも諦めきれない、と悶々としていました。そんなときに友人のSNS投稿でcotreeを知ったんです。オンラインでのセッションなら、日本から離れている私にもできる! 闇のなかに光が灯った気がして、即応募しました。

cotreeに入ったころは子どもたちがまだ1歳と4歳だったので、カウンセリングの時間を、自分の都合にあわせて柔軟に設定できるのがありがたかったです。下の子が3歳になるまでの2年間は、保育園は週2日に限り、仕事と子どもの日本語発達のバランスを取っていました。

育児などの都合に合わせて働き方を調整できる

初めのうちはcotreeで週に2日、子どもたちを幼稚園と保育園に送ってから夕方迎えに行くまでの、9時から16時の間に働いていました。子どもたちの成長と共に稼働日を増やすことができ、いまでは週4日仕事をしています。

自分で稼働日や稼働時間を決められるので休みも取りやすいです。たとえばフランスの学校では、6週間ごとに2週間のバカンスがあるのですが、バカンスの1週目は子どもたちを学童に預けてカウンセリング、2週目は仕事を休んで子どもたちと過ごすというふうに調整することもあります。

さらに自分が決めた時間までにクライアントからの予約が入っていなければ、セッションの予約枠を取り下げることができます。以前、パートナーが出張中に子どもが急に熱を出したとき、空いていた予約枠を取り下げ、予約の入っていた時間にだけベビーシッターを手配し、ワンオペ中もなんとか切り抜けられたこともありました。

事務手続きを任せて、臨床に集中できる

cotreeに登録する前、海外に住む日本人の方からスカイプで相談を受けるサービスを立ちあげたことがありました。日本を離れたものの、カウンセリングの仕事を続けたくて「海外在住の日本人に心理サービスを提供しよう!」と思い、アメブロ(アメーバブログ)で告知ページを作りました。

でもすぐに、集客ができないという問題にぶつかりました。インターネットの海のなかでは、そもそも見つけてもらえないんですよね。10本記事を発信して、やっと1件お問い合わせがくるようなありさまで、悩みを抱えている人にアプローチする難しさを痛感せざるを得ませんでした。

また、いざお問い合わせをいただいても、「アメリカに留学したいんですけど、どこの大学の心理学科がおすすめですか?」のようなカウンセリングに直接関係しない質問も多くて……。カウンセリングをやりたい、でもクライアントさんと繋がれない、と焦燥感が募るばかりでした。

cotreeに加わったあとは、寝ている間にもカウンセリングの予約が入ってくるので感動しました(笑)! マーケティングやお問い合わせ対応、料金の受け渡しといった事務作業をcotreeが引き受けてくれるから、目の前のクライアントにより集中できるようになりました。

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クライアントからの評価を得て、試行錯誤しながら成長できる

cotreeのカウンセリングでは、クライアントさんから直接満足度などのフィードバックを受け取る仕組みがあります。想定外に低い評価やコメントなどをいただくと落ちこむこともありますが、クライアントさんからこんなふうに直接フィードバックを得られるのは、オンラインカウンセリングならではだと思います。得られた気づきを実践に移すことで、試行錯誤しながら成長していけると思います。

またオンラインカウンセリングの場合、病院やクリニックと違い継続が前提ではないので、どうしたら次につながるか毎回試行錯誤しています。参画当初は1回のセッションで終わることが多かったですが、最近は継続率が高くなってきました。

オンラインカウンセリングの良さは、一旦終結したクライアントさんも、必要があればいつでもご自分のタイミングで戻ってこられることです。人生、生きていればいろいろあるので、相談相手が欲しいときに思い出していただけるのは、ありがたいことだな、と感じています。クライアントさんの人生に細く長く伴走させていただけるのは、オンラインカウンセラーとしての大きな魅力だと思います。

ひとりで抱えこまず、横のつながりで相談できる

私は目標を立ててそこに向かって突き進むよりも、ワクワクすることを続けて気づいたら道ができていた、というような進み方がしっくりくるタイプです。たとえばコーチングを始めたきっかけは、2019年にcotreeがコーチング領域にサービスを広げたことなんです。cotreeは常に新しいことに挑戦しているのでワクワクしますし、cotreeと一緒に私も新しい領域に挑戦していけたらと思っています。

ひとりで海外在住の日本人にカウンセリングを提供していたときには「自分だけでは対応しきれないクライアントさんが来たらどうしよう」と常に不安がありました。cotreeにはカウンセラーのコミュニティがありますし、運営の方々にも随時相談できるので、横のつながりで相談できる環境には感謝しています。

2020年の夏からはcotreeの登録カウンセラー向けの定期勉強会の実施も担当しています。もしcotreeに入っていなかったら、こんなにたくさんのクライアントさんに関わることはできなかったでしょうし、日本にいたら企業の人事などでフルタイムの仕事をしていたような気がします。フランスという遠くの地に来て、cotreeという日本の会社で自分のやりたかったことが叶っているのは不思議な気がしますね。

主体性と柔軟性を持って、答えがない領域に挑める

cotreeは「オンラインカウンセリング」という答えがまだない領域のスタンダードを、試行錯誤しながら作り上げている最中です。正解はないので、他のカウンセラーや運営のみなさんと相談しながら、ベストを探しています。

オンラインカウンセリングというまだ発展途上の領域に挑戦したい方、主体性と柔軟性を持って試行錯誤しながら、cotreeと一緒に進んでいきたい方は、ぜひ仲間に加わっていただきたいと思っています。一緒に「オンラインカウンセリングの明日」を作っていきましょう!


編集:はとだ 取材・文:村上 未萌

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cotreeでは、登録カウンセラーを募集しています

「やさしさでつながる社会をつくる」を理念とするcotreeは、2014年から専門家と利用される方をつなぐオンラインカウンセリングサービスを提供しています。cotreeに関わることで、カウンセラーさん自身も得るものがあることを大事にしています。

ご興味のある方は、採用詳細をご確認のうえご応募ください。

クライアントさんのために誠実にカウンセリングを実施してくださる方からのご応募をお待ちしています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます🌱 オンラインカウンセリング: https://cotree.jp/ アセスメントコーチング: https://as.cotree.jp/