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人生の責任を取らずに逃げ続けた者の末路②



■風の時代に翻弄される


前回からの続き…
詳しくは①からご覧ください

◆出会い

ジョイントビジネスの相手、名前をRと呼ぶことにする。

彼女と初めて会ったのは、とある著名な霊能者の神社イベントだった。

Facebookで繋がっていて顔は知っていたものの、話したのはこの時が初めてだった。

初めての印象は、『愚痴っぽくて陰気くさい人』だった。
(ひどっw)

なぜなら…
この時たまたま神社イベントに居合わせた4人でお茶をすることになったのだが、初めて会ったのに延々と愚痴を言っていたからだ。

彼女はこの時、初対面の私に向かって『これまで自分がいかに不幸な人生であったか』を必死で語っていた。

それは「結婚相手のせい」であり、その後付き合った「元彼のせい」であり、自分は男運がないとしきりに言っていた氣がする。

「氣がする」という表現になるのは、私が途中から話半分に聞いていたから…^^;

私は自分の母親が彼女と同じく、自分が不幸なのは「親のせい」であり、「不甲斐ない夫(私の父親)のせい」だと、延々と子どもに言い続けるような人だったので、こういった愚痴を言い出す人には嫌悪感しかなかった。

ここまで書き進めて、彼女に関してひとつ思い出したことがある。

最初の骨折の時、入院が決まった際に私はFacebookで入院する旨の投稿をした。

その時のコメント欄は、ほとんどが「お大事に」だったのだが、Rのコメントは「同じ市内に住んでいるので困ったらいつでも言ってくださいね」という内容だった。

私はこのコメントに違和感しかなかった。

これは私の母親が、弱者に(必要以上に)親切にすることで、相手をコントロールすることを常套手段にしているのを見て育ったから。。。

過剰防衛かもしれないが、「必要以上に」という点で違和感を覚えた。

そして、必要以上に親切心を押し付けて近付いてくる人に、これまでロクな目に遭わなかったという経験が多かったから。

ただ「同じ市内に住んでいるSNS上の知り合い」ってだけの「会ったこともない人」に、「困ったらいつでも言ってね」なんて、私なら絶対にコメントしない…^^;

そしてリアルで話して自分の中では『友達には絶対になりたくないタイプ』という位置づけとなったため、これ以来はとくに接点もなかったのだが…

この後、Rとは思わぬ展開で再会することになる。


◆再会

そんなRとの出会いなんてすっかり忘れていた数ヶ月後、例の神社イベントの主催だった著名霊能者の合宿で知り合ったTちゃんから久しぶりにLINEが届いた。

「この度神社ツアーをすることになったので良かったら参加しませんか?」との誘いだった。

Tちゃんと知り合ったのは著名な霊能者の合宿だが、その霊能者と知り合うまでには、間に2人の人を介している。

つまり私は著名霊能者ともTちゃんとも(もちろんRとも)、自分から情報を取りに行って知り合ったわけではないということ。

まぁ、どちらも「受け身の自分」で「流された時」に知り合っているという点が、今後の自分の運命と大きく関わってくるというフラグをここで立てておくとしよう。

そして、そのTちゃんに誘われた神社ツアーの主催がなんとRだったというわけ。

2人が知り合いだったことに驚いた!

これは後から知ったのだが、「自分の車で神社ツアーをしたいTちゃん」と、「自分で神社ツアーをしたいR」の利害関係が一致して一緒に神社ツアーをすることになったのだが、この時は人数合わせで私にお呼びがかかったようだ。

私はもともと、自走で名古屋⇔九州間も運転できるくらいの行動派!

加えてエンパス体質で誰かといると他者のエネルギーを感じ取って氣を遣うので、元来は団体行動は好きではないのだ。

神社に行くなら断然ひとりがいい。

そう思ってずっと単独で参拝をしていたが、一度目の骨折をした時は山の中の誰もいない奥宮だったため、傘を杖代わりに折れた足を引いて下山した。

①その時に「ひとりで参拝するのは危険」とインプットされていた。

②また、Tちゃんは面倒見が良く、合宿の最中もお世話になったことがあったので断りづらかった。
(今思うとこれも必要以上に親切を差し出されたパターンだった)

③「2人の主催する神社ツアーがどんなものか?」単純に興味が湧いた。

以上の3つの理由から、この誘いを受けて参加することとなった。


◆霊能者になっていたw


久しぶりに会ったRは、なんと急に「龍神様が見えるようになり龍神繋ぎをするように拝命受けた」というコンセプトのもと、神社ツアーや龍神繋ぎや霊視を生業としていた。

あの愚痴っぽくて陰気くさい人が「霊視?龍神繋ぎ?」衝撃だった!

神社ツアー当日、真っ白な作務衣に身を包んだ彼女と再会した。

以前の愚痴だけ言っていた彼女とは、確かに別人のようだった。

この時は奈良県の神社に1泊2日で出かけたのだが、RとTちゃん以外は初めて会う人ばかりで、ここに来なければ知り合うこともなかった出会いもあり、この時は「参加してよかったな」と素直に感謝した。

これを機に、その後も2人が主催する神社ツアーは頻繁に行われることになった。

《スピリチュアル大好き》で龍神繋ぎに価値を感じている人ならともかく、元々「霊能者は胡散臭い」と思っていて、Rのことも半信半疑だった私が参加したのはただの興味本位だけだった。

参加者はTちゃんの知り合いがメインで、参加メンバーは毎回同じような顔ぶれだった。

そして自分を含めて、強く誘われると「断れない」という性格の人たちで構成されていたように思う。



ツアーは1~2ヶ月に一度の頻度で行われるので、だんだんと参加者も1人減り2人減り…

私はとくにお金を払って参加する必要性を感じなかったが、なんとなく断りづらく、誘われると2回に一度くらいの割合で参加していた。

結局その神社ツアーでは3回ほど有料で参加したが、最終的には「実費でいいから来て欲しい」と言われて、その後は(お義理で)交通費ワリカンで参加するようになった。

それくらい、主催されるものとしては魅力のないツアーだったのである。

③につづく・・・


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