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1-1 生活保護ってなぁに その1

ことのは手帖開発者 Kihiro(キヒロ)です
元市役所職員元生活保護CW等を経験したことから、福祉の制度を出来るだけ分かりやすく届けていこうと思い、このnoteをはじめました。

1-1 生活保護とは

『生活保護制度は、生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障をし、その自立を助長することを目的としています』(厚生労働省HPより)

▷生活保護制度は、生活保護法を根拠法とした制度です。行政のケースワーカー(以下CW)や、生活保護行政に関わることは全てこの『生活保護法』に規定されています。

👤私がケースワーカーになった当初(もう10年くらい前)に言われたことは、
『生活保護手帳には何でもできるって解釈できるし、何にも出来ないとも解釈できる。その人が自立するために必要なことは何か、をいつも考えるように。そして、生活保護手帳を熟知すること』というようなことを言われた記憶があります。
※生活保護手帳=生活保護業務実施が書かれている分厚い本

生活保護の目的として、生活保護法第1章1条には以下のように規定されています。
第1条『この法律(生活保護法)は、日本国憲法第25条に規定する理念に基づき、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする』

やはり、『自立を助長すること』が大事になってきますね。

ちなみに、日本国憲法第25条は、
『すべての国民は、健康で文化的な最低限度な生活を営む権利を有する』
いわゆる『生存権』ですね。

👤生活保護行政に関わっているときから
・自立とは何か
・生きるとは何か
・働くとは何か
・援助、支援とは何か
にずっと向き合ってきたように思います。

つづきはまた次回。

本日もお読みいただきありがとうございます

ことのは手帖開発者
Kihiro(キヒロ)でした


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