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私の過敏さについて。


きょうは、HSPである私の自己考察をしてみます。


参考までにHSPとは・・・

HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、心理学者のエレイン・アーロン博士によって提唱された概念。

刺激に対して非常に敏感で、繊細な気質をもって生まれた人
、という意味です。

感受性が強いため、他人の感情が気になりやすく、ストレスを感じやすい傾向があります。



発達障害とは似ているけど違う

HSPとは心理学用語で、病気の診断名ではありません。

発達障害とも関連性があると言われていますが、
発達障害の人は脳の機能的な障害による生きづらさ(できないことへの原因)を抱えている人であるのに対し、

HSPは脳機能が過敏に反応することによる副反応としての生きづらさ(できない結果を招くもの)を持つ人ということになります。似ていますがこのような違いがあります。

近年ではHSPの中でもさらに刺激に向かっていく気質(HSS型)や、内向的なHSPの中でも外向性を持った気質(HSE型)などと細分化され、自分の取扱い説明書を手に入れやすくなりました。
(※この辺については、また別の機会に自己考察したいと思います。)

今日は、HSPの中でも感覚過敏について視点を当てて、自己考察してみようと思います。



〜私にとって当たり前だった感覚過敏3つ〜


今回は、私とっては当たり前だったことで、他人には「変わってるね〜」と言われていたこと

今になってこれが私のHSP的気質だったんだと思えること3つを書いていきたいと思います。



⒈視覚過敏

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明るい場所に長くいると頭痛になったり、全身が疲れてしまいます。夏場・長時間・紫外線は地獄。そのせいか、子供の頃から暗くなってからの時間帯が好きな子でした。
室内でも蛍光灯下に長くいると疲れるので、オレンジ色の光を取り入れて生活するようにしています。


また、視界に文字が飛び込んでくると、反射的に読んでしまったり、動くものを目で追ってしまうくせがあります。

一瞬で捉えて読む速度はとても早いのですが、情報量を無意識にの多さ・目を使うので疲れてしまいます。


知らない街に行くと、目に飛び込んでくる看板や道路標識をつい読んでしまい、いつもと違う車のナンバーに無意識の違和感があるのか、ふと「あっまた読んでた・・・!」と気づくことが頻繁にあります。

今はあまりみないで済むように、サングラスやメガネをかけて、意識して視界を狭く持つようにしています。



⒉聴覚過敏

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私は、周囲の全ての音が等しく感じるのですが、これは一つの音の刺激に対して適切に注意を向ける処理ができないために起こります。

一生懸命聞こうとしていても、たくさんの音が聞こえてしまうので、うまく聞き取りにくいということが起こります。

雑音に埋もれて、呼ばれていても気づけないことが日常では多々あるので、家族にはゴメンね〜〜と思うことがしばしば。


静かな場所だと落ち着くのかな?と思いましたが、耳栓やイヤフォンをしていても、頭の中で耳鳴りの小さいやつが「キーン」とずっとなってしまうことに気づきました。

(私の生まれ育った環境は、夜中に暴走族が走る県道沿いでしたので、大人になるまで気づきませんでした。)

むしろ静かなところに行くと、自分の「キーン」が耳について集中できないので、音楽をかける方が調子がいいとわかりました。

駅や商店街など、周りのザワザワが気になる時はイヤフォンをして好きな音楽を集中して聴くことで落ち着きます。

私は中学一年生の時から聴力検査では毎回異常と診断されてきたのですが、聴力検査の時に自分の中で鳴っている音検査の音の区別がつかず、スイッチを押せなかったのだと最近気づきました。


体調がすぐれない時には静かな家で過ごしたり、イヤフォンがNGな場所にはあまり長くいない、目立たない色・デザインの耳栓を使ったり、場合によってはオシャレなデザインの耳栓をして楽しんだりしています。



⒊触覚過敏(皮膚感覚が過敏)

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内側がパイル地の服(スウェット・トレーナー・パーカーなど)を着たくありません。

試しにスウェットを裏返しに着てみたら、肌触りが心地良くてよく眠れました。それからはパジャマは縫い目のないものを購入するか、裏返して着るようにしています。


また、感覚が過敏すぎることにより、日常的に体に力が入りやすくなります。それにより全身の筋肉の緊張が起きやすいので、肩こり背中のコリなどが起きやすいです。

こちらについては、継続したケアを心がけています。
セルフケアにお金をかける罪悪感がありましたが、やっぱりプロに任せると幸せな気持ちになるので、開き直ることにしました。

うちの子供達も似たところがあるので、時々アロマオイルでマッサージをしたり、体に触れて安心できるような関わり方を心がけています。


まとめ

以上の3つが日常的に起きていて、私にとっては当たり前だったことが、ここ数年で自分の敏感さによるオリジナルの感覚だと気づいたことです。

すべてのHSPの人に共通する感覚ではないし、人によっては嗅覚や味覚という形で現れる人もいます。

今まで当たり前だと思っていたものが、そうじゃないってことが結構あるんだな〜


私の場合AC(アダルトチルドレン)のこともあって、理解されない部分が多くあると思います。

それでも生きていくしかないんです。

けど、私が経験したことだからこそ、誰かの役に立てればと思います。


お読みいただきありがとうございました。


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