見出し画像

NIHONGO FUN & EASY II

先日、『NIHONGO FUN & EASY II <Basic Grammar for Conversation>(以下、F&E2)は誰のもの?』というワークショップを、著者のお一人でもある左先生が開催してくださいましたので、本日はそのまとめをコラムにします。

実は私、チラ見しただけで使ったことがなく、「F&E1が終わった人がF&E2に行くのって難しいかも〜」「誰がターゲットなんだろう」「どうやって使えばいいの?」と思っていたので、待ちに待ったワークショップでした。

F&E1の続編がほしいというニーズから生まれたF&E2だそうですが、、、な、なんと制作・発行当初は続編を考えていなかったとのこと(まあ、そういうもんですよね・・・)。

たしかに、F&E1はサバイバル日本語会話テキストで、駐在員やそのご家族向け(滞在2〜4年のlight user)を意識したつくりです。F&E2は動詞の活用が切り口ということで、こちらもまたユニークなつくりとなっています。

F&E2の特徴

  1. 活用形ごとに文型がまとめてあるので学習効率がいい。
    活用(ます形、辞書形、て形、ない形、た形、ば形、可能形、意向形の8活用形)が各ユニットの切り口になっている。※受身・使役・使役受身・敬語のぞく

2. F&E1のフォーマットとコンセプトを踏襲

  • 見開き1ページに1文型。シンプルな語彙の入れ替え練習→会話形式(QAなど)→応用会話→リスニングという流れ。F&E1のやり方に慣れた人には使いやすい。

  • 生活で使える語彙や場面設定。大人の学習者を意識した語彙のセレクト(ex. ストレスが溜まる、薬をのむ、年をとる)

3. まとめ練習で運用力UP!

  • 4課ごとに総合練習がある。
    文型の復習、運用力アップのために、色々な文型をまとめて使えるような応用練習(スピーチ、ロールプレイ、トピック会話など)がある。

  • 7課ごとに丁寧体⇔普通体のリスニングがついている。
    スピーチレベルが異なる会話を聞く練習が可能。丁寧体を聴かせて、普通体で言わせてみるのもいいかも。


F&E1が終わったらF&E2に行っていいの?

もう、ズバリ言ってしまいましょう。F&E1はフレーズをまるっと覚えちゃおうというコンセプトなので、F&E2に進むには懸念事項が諸々あります。

ただ学習者が多様化している今、F&E2が刺さる学習者もいます。私の学習者(日本駐在2回目)にも昔『JBP』で日本語を勉強したけど、だいぶ忘れちゃったという人がいました。週1でしかレッスンが受けられないから効率的よく勉強したい。そして頭で理解したいというタイプ。ドンピシャです!

どんな懸念事項があり、どんな学習者に適しているのか、続きはぜひコトハジメのブログでご覧ください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?