新人がぶち当たる壁333とは?
いつもご覧いただきありがとうございます!
訪問看護の現場に立ちつつ、訪問看護ステーション立ち上げサポートもをしている『COTOE』です🏠
COTOEについては、こちらをご覧ください。
新しい職場に入って最初の数日間から数ヶ月にかけて、新人は様々な壁にぶち当たることがよくあります。
この記事では、訪問看護師の新人が直面する代表的な「壁333」について解説します。
壁333とは
「壁333」とは、訪問看護師の新人がよくぶち当たる3つの壁のことを指します。
それぞれ、3日目、30日目、そして3ヶ月目に起こりやすいとされています。
3日目の壁
まず、3日目の壁とは何でしょうか。
これは、訪問看護師としての専門用語や訪問時に必要な作業に慣れるまでの壁のことを指します。
具体的には、次のようなものがあります。
訪問看護基本療養費や訪問看護1-2といった訪問看護師にとっては馴染みのない用語の理解が必要
介護保険や医療保険といった業界特有の用語に馴染むことが必要
利用者宅への訪問が主な業務であるため、地図の読み方や検索機能の使い方に慣れる必要がある
これらは、看護師としては当たり前のことかもしれませんが、新しい職場や新しい分野に入ると、全く異なる用語や制度があることに戸惑うことがあります。
また、利用者さんのお宅に訪問するためには、地理的な知識や訪問計画の立て方も重要です。
30日目の壁
次に、30日目の壁とは何でしょうか。
訪問看護師として働き始めて1ヶ月後、自分自身で訪問を始めるようになると、新たな壁が現れます。
先輩看護師と同行していた期間と比べ、訪問先での判断力が求められるようになるため、様々な不安が出てくることがあります。
具体的には以下のような点が挙げられます。
先輩との同行期間と比べ、一人で行動することに戸惑いを感じる
病棟での業務とは違い、利用者宅での業務に慣れるまでに時間がかかる
訪問先での緊張や場所の違和感による不安感
特に、病棟勤務と比べ、利用者宅での業務に戸惑いを感じることが多いようですが、そのような不安は経験を積むことで徐々に解消されていくものです。
また、利用者宅での業務は一人ひとりの状態や生活スタイルに合わせたケアが求められるため、病棟勤務以上にやりがいを感じることができます。
新しい環境や業務に対する不安は当然ありますが、前向きに取り組んでいくことで成長の機会にもなるでしょう。
3ヶ月の壁
最後に3ヶ月の壁とは何でしょうか?
最初は安定していらっしゃる方の訪問から始まり、だんだん医療依存度の高い方や一人暮らしの方、おみとりの方という少しずつ難易度が上がる方を担当していきます。
少しずつ緊張感が溶け、できることが増えてきたからこそ、自分の知識不足や配慮不足を実感していきます。
具体的には以下のことが挙げられます。
ルートやスケジュールの調整、患者の状態の評価、処方箋の確認などの自己管理能力
医師や家族、介護スタッフ、社会福祉士など、さまざまな関係者とのコミュニケーション
病気や障害、孤独や家族問題など業務上のストレスへの対処
1つ壁を乗り越えると次の壁に直面し、ステップアップする代わりに次の課題が見つかります。
その壁をいかに楽しんで乗り越えるかがその先のキャリアへと繋がるでしょう。
まとめ
新人が一人で訪問することに慣れるためには、先輩スタッフと一緒に訪問する練習を重ねることが重要です。
また、利用者さんとの信頼関係を築くために、親身になって話を聞き、コミュニケーションをとることも大切です。
さらに、訪問前には必ず事前に情報を収集して、訪問の目的や利用者さんの状況を把握することも忘れずに行うようにしましょう。
これらの対策を講じることで、新人スタッフも安心して訪問に臨むことができます。
Twitterも始めました!
こちらもぜひご覧ください✨
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?