【農業現場】外国人スタッフとして日本で働くリアル
近年、日本で働く外国人の方々を
飲食店などでよく目にしませんか?
でも実は、私たちの見えない場所でも
たくさんの方が働いています。
そのひとつとして”農業”があります。
私は、ご縁があってこの数年間、
農業の現場で働く外国人の方々の姿を
映像でおさめてきました。
この記事では、農業現場で働く外国人の
リアルな姿をたくさん紹介していきます。
お急ぎの方は、ご興味ある項目からご覧ください。
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【1】外国人スタッフのリアルとは?
この動画をご覧ください。
インドネシア人とベトナム人スタッフさんの
1日の働き方がまるっとわかります。(15分弱)
ここからは動画の一部を抜粋して紹介します。
A.野菜生産現場の例
茨城の農場「フジタファーム」さんです。
大根など各種野菜の生産販売をしています。
各々の装備で収穫現場に向かっています。
大きな収穫機での作業は7行程ほどに分かれていて、役割分担のもと一丸となって作業していました。運転も外国人スタッフさんが行なっています。
トラクターでの細かな作業も、
難なくこなしていました。
洗浄・調整作業では、
ライン化された大きな機械を使って作業をします。
一人一人の役割が明確化されているので、
作業がどんどん進みます。
お昼休憩では専用の宿舎で。
しっかり食べて午後に備えていました。
B.畜産現場の例
場所は変わって、
福島の工場「福島エンヤ」さんです。
⾁⽤鶏の雛を孵化させて、
養鶏農家に販売しています。
コンテナに入った大量の卵を、
孵化(ふか)するための専用ラックに入れていきます。
温めておいた卵をさらに移動させて、
ワクチンを打つ機械にどんどん通していきます。
生まれたヒナを鶏として育てる農場へ
出荷する準備作業を行ないます。
【2】外国人スタッフの日本語レベルは?
動画でわかる日本語レベル
ぜひ以下リンク先から聴いてみてください。
質問は、日本人の日本語(音声はナシ)。
回答も、外国人スタッフの日本語です。
実際にどう会話をしているのかをご覧いただけます。
以下からは過去動画です。
日本人の感覚とはまたちょっと違った
お仕事への想いや姿勢を聴いてみてください。
日本に働きに来る外国人は皆、
日本語試験に合格しています。
だから皆さんは
基本的な日本語を理解できて、ある程度の
日常会話と生活に支障がないレベルで
会話ができるのです。
【3】経営者サイドの感想は…
では、外国人スタッフを雇う経営者は
どう思っているのでしょうか?
A.耕種農業経営者の場合
「仕事を任せられるリーダーには
場を取り仕切ってもらっています」(※筆者編集)
B.畜産農業経営者の場合
「会社の成長を支えていただいている
大きな担い手です」(※筆者編集)
以下も過去動画です。
どの経営者さんも、地区や環境は異なりながらも
同じベクトルの想いを持たれているように感じます。
さて、これまでの外国人スタッフの皆さんは、どんなふうに日本語を学び、どんな制度を使って日本企業と雇用契約を結んでいるのでしょうか?
【4】外国人が働くための「特定技能制度」とは?
-日本「人材不足を解消したい!」
日本には、2019年に創設された
「特定技能制度」という制度があります。
「特定技能制度」とは、
日本の労働人材不足解消のために
専門性・技能を持つ外国人労働者を
日本で受け入れるための制度です。
「特定技能外国人」はこの制度で
受け入れた外国人労働者のことです。
(※この記事の「外国人スタッフ」という言葉は、
この「特定技能外国人」に置き換えられます)
農業分野での特定技能制度の概要はこちらの動画再生リストにまとまっていますので、詳しく知りたい方はラジオ的に聴いてみてください。
-特定技能外国人は約22万人
今日本で働く特定技能外国人の数は
約22万人です(2024年2月時点)。
ちなみにこれは東京都渋谷区の人口より
ちょっと少ないくらいの人口数です。
飲食業を筆頭に製造業や福祉業界など
幅広い業界で活躍しています。
さらに国は、2024年からの5年間で
80万人の上限枠を設け、
特定技能外国人の数を増やしていく予定です。
【5】明日、インドで。
この動画はちょうど、全国農業会議所様により8月26日からのインドでの現地セミナーで日本で働くことをインド人に訴求するために使用される予定です。
今後も別国にて現地セミナーが開催されるかも?しれないので、外国人採用にご興味のある農業関係者様はぜひ以下サイトを随時チェックしてくださいませ。
後編として後日公開する「【農業現場】外国人スタッフが日本で働くリアル、の映像話」も、ぜひ併せてご覧いただけたら嬉しいです。
(8月29日公開しました!)
▼動画をたくさんの方に観ていただきたいので、
もう一度貼っておきます!よろしくお願いします。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
地域と農のブランディングデザイナー、コトリコ江藤でした。
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