民泊日記　4

役所の許可が全部おりて営業できるようになったのは初夏。
本当はすぐに始めようかと思ったのだけれど
商売の経験がない私は一度立ち止まることに。
観光シーズンに突入した美瑛、告知すればすぐにでも人が来るだろうけど
それだと絶対にズルズル流されてしまいそうでした。
民泊には、家やアパートの一室をまるまる貸し切りにする形と
自分が住んでいる家にお客さんを泊める形があって、我が家は後者。
家主が一緒にいる状態で、お金を取ってお客さんを泊めるために
どんなスタンスで営業するか、考える時間が欲しかったのです。
タイムスケジュール、食事の出し方、アメニティをどこまで揃えるか、
部屋の内装はどうするか、料金とサービス、自分の服装まで。
貸し切りだったらホテルや民宿を参考にすればいいんだろうけれど
我が家の場合はそうは行かない。自分なりの考え方が必要です。
それに、主導権を取ったとは言え（笑）
自宅でやるならダンナや家族の協力は必須。
お客さんがいるときの家族の生活動線のありかたを考えて
家のなかも随分模様替えしました。
友人に泊まってもらって意見を聞いたり、改善点を探したりしながら
夏が過ぎ、秋が来て、観光シーズンが終わりかけた頃、
やっとひっそりと民泊サイトに登録したのでした。