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釣りが上達する「"所有"より"経験"」という考え方

今日のお話

やぁ。おはよう。私は研究員No.2だ。
前回の記事の中でお話しした我々の基本理念である「"所有"より"経験"」について今日は深堀しようと思う。

この基本理念はお金の使い道に関してを指す。
趣味をするにあたりお金は掛かる。
そしてその趣味に費やせるお金には限度がある人がほとんどであると思う。
その限りあるお金をクレバーに使う事が、コスパフィッシングの本質であり真髄である。
つまり貴方に無駄遣いをさせたくないのだ。

具体的にどゆこと?

では具体的な話をしよう。
ここに一つの有名な言葉を紹介する。
コスパフィッシング研究所創始者の人の言葉だ。

ステラを買うなら船舶免許を取りなさい。
イグジストを買うならエレキを買いなさい。
ワールドシャウラを買うなら管理釣り場に10回行きなさい。
"所有"に全てを費やす事は、貴方の"経験"を奪う事に等しい。

コスパフィッシング研究所創始者の人

言っていることはクリティカルだ。
高級なタックルを買うのなら船舶免許を取ってボート釣り(バスフィッシングに限らず)を始めた方が間違いなく貴方の経験値を上げる。
「間違いなく」だ。
釣りするのにお金のかかる釣り(エリアトラウトや船宿)に関して言えば、高級なタックルを買うのなら、コスパの良いある程度のタックルを揃えてその差額分釣りに行った方が釣りは上手くなる。
それは何故か。
以下でお話しさせてくだされ。

単純に釣りが上手くなるには

"経験"は「感覚」を鋭くする。
釣行回数が多ければ多い程、「感覚」は磨かれる。
釣りをする上で何かを決定する時、それは自分の「感覚」に従って行う。
「糸の太さはどうしよう」
「ルアーは何を使おう」
「スプーンの色は何にしよう」
「何gのジグを使おう」
「どのタイミングでルアー変えよう」
「どこで釣りしよう」
「何時に行こう」
「どこに投げよう」
「ちょっとジグのアクションが飛び過ぎてるような」
「このアタリ方だと巻きスピードがあってないかも」
「このルアーのこの色で今合ってるぞ!」
などなど挙げればキリがないが、全ての釣果を決定づける判断は自分の「感覚」に基づいているのだ。
そしてこの「感覚」が鈍いと訳が分からなくなってしまう。
いわゆる迷子状態だ。
どのルアーを使って良いかわからない等、迷宮入りしてしまう。
ウェルカムトゥラビリンス。

釣りが上手い人は単純に"経験"が豊富で「感覚」が鋭い。状況を的確に把握できる。
たとえタックルが高級でなくとも。
だから最高級タックルを持った3回目の釣行の人と、チープタックルを持った玄人。
後者が勝つ確率は極めて高い。

"経験"が産む「感覚」が研ぎ澄まされていけばそれはもう単純に釣りが上手くなるってワケだ。
だから正直に言おう。
ズバリ、釣りが上手くなるには"経験"、つまり釣行回数が比例する。
子育てや勉強、仕事などなかなか釣りに行けない人にとっては酷な話ではあるが、コレは紛れもない事実。
時間が無いからこそ、"経験"でなく"所有"にお金をかける人も多いと思われる。
それはそれで良いことだと思うし、そんな人こそ限られた時間を無駄にして欲しくない。
その為に我々は研究結果を共有している。
先程「最高級タックルを持った3回目の釣行の人と、チープタックルを持った玄人では後者が勝つ事がほとんどである」と述べたが、我々が究極的に目指すのは「最高級タックルを持った玄人にエントリーモデルを持った下中級者が勝つ事」。
もちろん釣りは勝ち負けではないが、例えとして頭を使えばそれぐらい沢山魚が釣れるという事だ。
我々のレポートを参考にして是非、限りあるお金も時間も、効率良く使って釣りをしていただきたいのです。

例外

さて、この「"所有"より"経験"」という考え方には例外ももちろんある。
それは両極端な釣りを行う場合だ。
具体的にどんな釣りか。

エリアトラウトにおいて0.6g以下のスプーンを使うような繊細な釣り。

0.6g以下のスプーンを使う場合はまず、飛ばしたい。
軽すぎて飛ばないから、どうにか飛ばしたい。
その為にはラインを細くする必要がある。
細いラインを使うと魚がかかってもすぐに切れる。
これを防ぐためにはリールのドラグの性能が問われる。
1lbや1.5lbのラインを切らさずに魚とやり取りするには、急な魚の突っ込みにも対応できるような高性能なドラグが必要となる。
私の経験では1万円ちょいのアルテグラ、フリームスだとダメだった。
プチプチプチプチ。
だからといってドラグゆるゆるだとジージージージー言ってるだけで全然引き寄せられず、バレる。
そしてちょっと恥ずかしい。
だからこういう場合は細糸でもドラグ性能で安心にやり取りできる高級リールに手を伸ばしてもいいだろう。
そもそも0.6g以下のスプーン「でしか」釣れないような状況に遭遇していないが。
因みにルアーを飛ばしたい場合、ロッドを長くする、軽いものを投げられるパワーにする、と言った対処も考えられるがこれは1万円ちょいのコスパロッドで十分対応できる。

ヒラマサやマグロを相手にするどうしても堅牢さが必要な釣り。

これはもうただただ頑丈でなければならない。
その為の値段は出さないとすぐに壊れてしまう。
だけど、その中でもできるだけコスパの良いものも存在する。
それはまた後日お話するとしよう。

"経験"をする為の"所有"

散々"経験"の重要性を話してきたが、もちろん"経験"をする為の"所有"はしなければならない。
釣りをする為にタックルは必要だし、ボート釣りをするには船舶免許やエレキが必要だ。
パワーのある魚には堅牢なタックルが必要だし、繊細な釣りには細糸を操れるシステムが必要だ。
これらにはケチらず、お金をかけることも大切だ。
しかしそれが本当に自分にとって必要な事かどうかもしっかり考慮して判断する事も忘れずに。
考える事はコスパフィッシングの基本である。

最後に

我々の記事は研究結果のアウトプットである。その性質上、反論やご意見、論破は無用。よってコメントは完全無視するので悪しからず。

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