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スタートアップが街を創る

米国は政府の役割と民間の役割が明確である。
都市を創るのも民間であり、特に成長著しいスタートアップ、ユニコーン企業は人の流れを変えるため、オフィス空間だけでなく、その周辺の街を変えるパワーを持っている。

シリコンバレーではチップセットメーカが反映した時代から現代に至るまで、その時代をリードする産業が街をアップデートしている。日本の製造業が強かった時代の「企業城下町」のような感じもするが、米国は産業構造が変わっても、常にアップデートされるエコシステムがあることが大きな違いかと。

今回の滞在では、Apple、Google、Stripeなどテック企業を訪問し、その周辺を散策する機会があった。

オフィスを構えるロケーションも戦略の1つであり、どんな人材を採用したいか、どういう空間を作りたいかなど、それぞれの企業の思いが、それぞれのオフィスにあることを知った。

オフィスのオペレーション空間の撮影は一斉NGで、事前に入館申請をしないと入館ができません。どこのオフィスも自社ビルであり、空間をデザインしているという印象があるので、どこもクールでかっこいい。ここで仕事したいと思うところばかりでした。

そして、そのテック企業のオフィスの周りには道路が整備されたり、ホテルができたりして、地域の発展を担うこともユニコーン企業が担う役割であることを知った。

日本のオフィスのように高層ビルでオペレーションが最適化されたところも特長の1つではあるが、こちらのオフィスの周りに森があり、広大な敷地に建物があり、開放的な印象であり、生き生きした雰囲気で仕事している印象でした。米国でも東海岸は日本と同じようなワークスタイルかと思うが、これは西海岸の特長なのだろうと思います。

それはまた人材の流動性が高い米国の人材市場において、重要な企業戦略であるそうで、新しい気づきとなった。

政府主導で進む日本と民間主導で進む米国との違いをここでも強く感じた。

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