シリコンバレーに向けて出発
Day0から2週間。
いよいよシリコンバレーに出発です。
この2週間の間、Why youと滞在の目的、ゴールの設定について考えてきました。初対面の人に自分のことをシンプルに伝えるか、限られた時間の滞在で何を得て、次の行動にどう繋げるかを、頭ぐるぐるさせながら、準備を進めてきました。
私が実現したいことは、「出産、育児の産業化」ということは明確に言えるようになりましたが、Why youはまだシンプルに伝えることができず、飛行機の中での宿題になりました。
1)Why youについて
今思っていることを、つらつらとまずは書き出してみます。
・当事者として経験した課題を解決したい
・当事者が課題を発信しないと周りは当事者の大変さがわからない
・経験した人はなんとかしたいと思い、積極的に活動している
・思いを持って活動している人たちと当事者がつながっていない
・私は直接手を差し伸べることが得意ではない
・私は活動している人たちとつながることができる
・当事者と活動している人たちをつながる仕組みが必要だが、マネタイズが難しい
・活動している人たちをデジタルで繋がれば、データが生成される
・課題や行動をデータ化することで、分析可能となり、サイエンスとして扱うことができる
・所属する組織を超えて、目的に共感して活動する仲間が集まってきた
・課題、課題と言っていると、誰も楽しくない。楽しくなければ、事業は広がらない。
・気づいた人が動き、周りを巻き込む必要がある
ここから雑ですが、キーワードを拾うと、「デジタル」「サイエンス」「仕組み」。
なぜ私がするのかですが、
デジタル
インターネットから業務アプリケーションまでIT業界に25年以上かかわっており、利活用の方法を理解している
サイエンス
直近の事業ドメインはライフサイエンス、ヘルスケアで10年ほど活動しており、現在政府のがん、希少疾患に関する全ゲノム解析事業基盤整備事業に関わっている。
仕組み
1社で課題解決できることが少なくなり、複数の組織がコラボレーションして課題解決に取り組むことが求められており、インタープレナーが重要であり、これまでライフワークとして活動してきたので、今回、多くの方に共感を頂き、課題解決に向けた仕組み作りに協力してもらうことができる
2)滞在の目的と活動計画
ベイエリアに9日間の滞在し、何を得るのかを自問してみました。
・エコシステム、産業化
シリコンバレーと言われる通り、1つの要素技術から周辺の産業を生み出し、ビジネスとして発展させる力あるし、さらに社会課題においても「コネクティブ・インパクト」というようにビジネスではないが、周りを巻き込み加速させるエコシステムが存在しているように思っている。そんなエコシステムの本質について考えてみます。
・出産、育児に関する米国事情
事前に米国の共働き事情をヒアリングさせて頂いたら、日本のように国が主導した政策はなく、個人もしくは組織がカバーしているとのことでした。特に、IT企業は企業が独自に産休、育休を制度として従業員に提供し、従業員が働きやすい環境を提供しているようです。出産、育児の課題をグローバルで考えるためにも、それぞれの国の事情に触れることは意味があると考えており、今回の滞在では米国の事情を探ります。
・事業のグローバル化
出産、育児は都市型生活、産業革命が起きたことで発生していると仮説を持っています。この仮説に従えば、先進国共通の課題であり、これから産業化が進む途上国も何は課題になります。日本だけではなく、海外も、特に海外駐在をしている日本人との関係からグローバル化を目指すシナリオを検証していきたいと考えており、パロアルトで活動するNPO法人と討議してみようと計画しています。
・楽しく課題を解決する方法を学ぶ
社会課題というと課題にばかりフォーカスされがちですが、マネタイズを考えたとき、辛いことにはお金を出さないため、解決する方法は楽しいということが基本であると考えています。ベイエリアのスタートアップのビジネスモデルに触れることにより、楽しさをビジネスモデルとして生み出す仕組みを考え、自分たちはどのようにそのエッセンスを取り込むことができるかを考えてみたいと思います。
とは言え、体調はあまり良くありませんが、滞在中は多くの人たちとお会いする予定であり、たくさんの情報に触れ、久しぶりの海外ということもあり、日本との違い、多様性に触れることを楽しんでこようと思います。
まもなくサンフランシスコに向けてフライト。
行ってきます!
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