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絵本の紹介「はけたよはけた」

今回は「はけたよ はけた」です

2歳の子ども達は、何でも自分でやりたがり
「自分で!自分で!」と言う言葉をしょっちゅう使います。

けれどもなかなか思うようにいかず
うっかり大人が手だしをしようものなら
怒ってもう一度はじめから全部やりなおすなど
かんしゃくを起こしてしまうこともあります。

「はけたよ はけた」の主人公たつ君は
自分でほぼ衣服の着脱はできるようなのですが
パンツだけはうまくいかないのです。

そんなたつくんが自分ではけるまでのお話です。
短いお話なんですが
その中に揺れ動くたつくんのこころの動きとして
自分でやりたいという意欲、冒険と挫折
学ぼうとする気持ち
発見や達成感が表現されています。

そしてそれをそっと見守りながら
たつくんがパンツがはけるようになったとき
ちゃんと新しいズボンを用意しているお母さんの存在。
育てることは待つこととはいえ
なかなか難しいことでもありますね。

わかっていてもなかなかです・・・
けれどなんでも自分でやろうとする
2歳の子ども達をたつくんの
お母さんのように
手だし口だしはせずに
見守る姿勢が子ども達の自立の為には必要なのでしょう。

そんなことを改めて感じさせてくれる絵本です。

簡潔な文章でいろいろな内容が含まれている絵本なので
読んでほしいと思います。

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