マガジンのカバー画像

コスモテックという、ある箔押し屋の話

46
十数年をコスモテックの営業として過ごした僕(青木)の思い、お客様・職人・コスモテックへの感謝を言葉にしたい。今だからこそ伝えられることがあるのではないだろうかと思い立ち、僕なりの… もっと読む
運営しているクリエイター

#グラフィックデザイン

「箔押しのコスモテックを見つける」

コスモテックの青木です。 この記事でご紹介するのは、箔押し印刷会社 コスモテックが取材していただいたり、加工のお手伝いをさせていただいたり、制作過程で何かしらの接点があった書籍、新聞、テレビ番組などです。 今から約20年前、僕は町工場の雰囲気漂うコスモテックの門を叩きました。その頃は取材を含めメディア掲載、書籍のクレジットとして載ることもゼロでした。 20年かけて少しずつ今のコスモテックへと変化し、振り返ればこんなにも沢山の出会いに恵まれ、まるで夢のようです。 個人出版

「 コスモテック、 『 デザインのひきだし 』 表紙加工 全10回成す 」

コスモテックの青木です。 2024年2月発売の 『 デザインのひきだし51 』( グラフィック社編集部 )では、コスモテックは通算10回目の表紙製作・加工のお手伝いをさせていただきました。 書籍の顔である表紙へ10回も押させていただいたという出来事は私にとって特別な思いがあります。 ◉ 6回目を超えた時の意識コスモテックがはじめて 『 デザインのひきだし 』 の表紙加工に携わらせていただいたのは、今から遡ること13年前。2011年 『 デザインのひきだし13 』 で青焼き

「香港のデザイン誌 BranD Magazine に掲載されました」

コスモテックの青木です。 今回、香港から刊行されている、世界中のブランドデザインとブランディングコンテンツを探求するデザイン雑誌 『 BranD Magazine 』 にコスモテックがお声がけいただき、掲載されております。 テーマは毎号ごとに異なり、コスモテックは今回 「 デジタル時代の印刷の力 」 を特集する号で、大変光栄なことに 『 BranD Magazine 』 よりお声掛けいただきました。 ご紹介していただいた記事は、コスモテックの現場リーダー 前田瑠璃が大き

「小さな一手が、大きなうねりを呼ぶ」

2019年のある時、コスモテックの現場リーダー前田がふとつぶやいた 「 紙や箔をもっと積極的にご提案してみたいですね。 」 の一言から生まれたのが、現在 コスモテックサンプル直売所( WEB STORE )でご注文いただける 『 紙と箔完全お任せ名刺作成! 』 です。 現場リーダー前田の 「 やってみたい 」 からスタートして、試行錯誤を繰り返し、続けること約3年の月日が経ちますが、この小さな一手は今や大きなうねりを呼ぶまでに至りました。 はじまりはキャンペーンから『 紙

「箔押しを愛する、すべての者たちへ」

おそらく過去に前例がなく、この先も二度と出会うことができない、そんな予感がするお仕事。それが、2022年6月発売『 デザインのひきだし46 』の表紙への箔押し加工です。 これはもう、『 伝説となること間違いなし 』でしょう! ・ 前代未聞!! 表紙が全1000パターン 紙が10種類、箔色は20色、腐食版と彫刻版の2つの版で繰り出す、今回の表紙のパターン数は、なんと1000パターン! 1パターンにつき14冊程度しか加工しないので、1冊1冊の希少価値が高く、どのパターンを手

「『 印刷加工連 』が生まれる夜明け前」

今日は2019年9月22日。ちょうど7年前の今日、2012年9月22日は、印刷加工連(※)として THE TOKYO ART BOOK FAIR に初出展した日です。 印刷加工連の発足は2012年。 お披露目を兼ねた初出展のイベントとして THE TOKYO ART BOOK FAIR を選びました。今日でその日から、ちょうど7年の月日が流れたのかと考えると、とても感慨深いものがあります。 ※ 印刷加工連は6社から成るグループ( 篠原紙工・小林断截・鈴木製本・東北紙業社・

「『 デザインのひきだし 』と 編集長 津田淳子さん」

コスモテックの変革の歴史を語るにあたって、デザイン書籍 『 デザインのひきだし 』、そしてその編集長である津田淳子さんとの出会いを語らずにはいられません。 コスモテックで加工のお手伝いをさせて頂いた、 『 デザインのひきだし32 』の表紙。 工業用包装用紙への全面エンボス加工。 コスモテックがグラフィックデザイナーや美大生などに周知されるようになったのは 『 デザインのひきだし 』 のおかげ、と言い切れるくらい、非常に大きな影響を与えた存在であり、それは今も変わりません。