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【天界通信】Vol.9『人間が「キレる」時に注がれるモノ』

「キレる」という言葉が使われるようになって、そろそろ40年くらいだろうか?

始めは、我慢できない怒りに青筋に浮いた血管が「プッツンと切れる」様子の事を表していたが、今はどうだろう?

「我慢できなくて爆発」するのではなく、カッ!としてブチ切れる場面に出くわすのはそう珍しい事ではなくなっていないか?

人間がキレる時、何が起こっているのだろうか?

これから記す事については、私が観たモノなので、それが正しいとか、全てそうなっているというわけでは「ない」事をご理解下さい。

初めてその現象に気づいたのは、知人同士が会話している時。
AさんがBさんの地雷を踏んだらしく、Bさんの顔色が変わり、反論しようとした時でした。
何処からか管のようなモノが伸びてきてBさんの響き(オーラといった方が想像しやすいでしょうか)に「カチッ」と繋がり、なんとも表現しがたい濁った液体のようなモノがドッとBさんに流れ込みました。
その途端、普段は穏やかで丁寧な言葉遣いのBさんが大声で怒鳴りました。BさんがAさんに向かって放った怒号とその内容は、たまたま居合わせただけの私にも頬に鳥肌が立つほど恐ろしいモノでした。
まるで吐き出すように怒鳴り散らした後、Bさんは肩で息をして収まらぬ怒りに震え、Aさんは謝る事も出来ずにいました。

後日、お互い謝罪しあって表面上は元の付き合いに戻ったようでしたが、それぞれにしこりが残りました。
AさんはBさんのご機嫌を伺いながら話すようになったそうで、Bさんはなぜあれほどの怒りが爆発したのか自分でも理解できず、放ってしまった言葉の内容が自らも恐ろしく、Aさんと接する際は今まで以上に気遣うようになったそうです。

おふたりとも大人なので、関係が悪化するのは避けたかったのでしょう。

流れ弾に当たったような体験でしたが、以前から「キレる」という言葉は既に日常的に使われる表現になっていました。
ただ、その現象が起こる瞬間を、偶然、客観的に観てしまったわけです。
もう20年以上も前の事です。
それから、時々そういった場面に出くわすようになり、だんだんその数も増え、今では珍しくもなくなりました。

そう、観てるんですよ。
誰かの怒りのエネルギーを目敏く見つけ、何処かから伸びてくる管が怒りの主に繋がり、濁った液体のようなモノがドクドクと流れ込み、瞬発的に言葉や態度で物凄いエネルギーを吐き出すのを。

それはその怒りの主のエネルギーを足掛かりに、何処かからドクドクと管を通って流れ込んでくる大量の濁った怒りエネルギーが放出される現象だと思えてならない。

そしてそれを自覚している方もおられるのではないだろうか。

自覚した方から、そんなことってあるのだろうか?…というお話を伺う機会があった。
ついに自覚される方が現れたか、と。

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