【コスモ女子インタビュー#1】宇宙業界への転職!ファッションデザイナーからキャリアチェンジしたあずささんを取材!
今回はコスモ女子メンバーであり、初めて宇宙業界への転職を決められたあずささんをご紹介します!
家庭と仕事を両立しながら、月面探査車「YAOKI」を開発している株式会社ダイモン(Dymon Co., Ltd.)への転職を実現されました。
入社3か月というところで、新たな環境へチャレンジされたきっかけや、将来の目標などを聞かせていただきました。
福井県出身で、今は家族3人で神奈川県で暮らしています。
もともと服が好きで、服飾系の専門学校を卒業した後、20年間デザイナーとしてアパレル業界に携わっていました。
イギリスのミュージシャンやパンク系ファッションも好きだったこともあり、社会人になってからは計4年ほどロンドンで生活していました。
渡英してからは英語を勉強しようと語学学校に入学しましたが、ネイティブの方がいなかったので、「このままでは英語が話せない!」と思い、自力で現地のアルバイトをこなしながら英語がなんとか話せるようになりました。
「宇宙服を作ってみたい」という想いから、活躍できる場所はないかといろいろ調べていく中でInstagramから「コスモ女子」を見つけて存在を知りました。
やりたかったことが叶うかも?宇宙業界へのコネクションができるかも?という気持ちでコスモ女子に入り、これまで「宇宙から光って見えるキャップ」や宇宙ベンチャー企業とのコラボパーカーのデザインに携わりました。
このキャップのステッカーは再帰性反射材を使用しており、光を反射することができます。
将来的には宇宙に打上げたレーザー搭載人工衛星から山岳遭難者や迷子を探す計画です。
現在はサーチライト搭載のドローン等によって探索することも可能ですが、
たとえば車のヘッドライトなどがステッカーにあたると暗闇で光るので日常の安全対策にも使用することができます。
今後はキャップでも使用されたステッカーの技術を使って、認知症の方や子供の交通安全向けのかばんを製作中です。
幼い頃、父親が持っていた宇宙に関する辞書を読んだ(実際には漢字が読めないので絵を見ていました)ことがきっかけですね。
特に、そこに書かれた火星人の絵がすごく印象的でした。
同時期にスターウォーズも放映されていて「こういう世界があるんだな」と、宇宙に興味を持ちました。
私が若いころはまだ宇宙業界に携わるには宇宙飛行士しか世間的にも知らず、またその道へ行く方法も聞く人も思い当たらなかったので、そのときは断念し大好きだったファッションの道へ進むことにしました。
娘がZOZOの前澤さんのISSでのYOUTUBE配信を見て「私も宇宙飛行士になりたい!ママが作った服を着るね」と言ったことですね。
私も宇宙には興味がありましたが、宇宙飛行士になることしか宇宙に携わる道がないと思っていたので、「私には無理だな」と思っていました。
ただ、娘の夢も応援したかったですしデザイナーの道へすすんでいたので、「それならママが宇宙服を作るね」と娘に伝えました。
娘の一言が、私の転職への決意のきっかけになりました。
これまでのデザイナーとしてのキャリアを手放すことや進路を大きく変える必要がありましたが、どちらかというと不安はなかったです。渡英を含め、仕事やプライベートで様々な経験をしてきたことから「人生1度切り、やりたいと思ったことをやってみよう」という気持ちが強かったので。ただ、宇宙業界に入って自分の力がどこまで役に立つのか、何を勉強していけばいいのかといった不安はありましたし今もあります。
理系業界への転職でしたが、社内で自分の役割が必ずあるはずなので、「今私には何ができるかな?」を考えることを大事にしています。
例えば、グッズのデザイン考案や展示会で宇宙服を着て回ってアピールしたり、場を和ませたり(笑)
理系文系関係なくさらには、宇宙業界が宇宙と地球の仕事の区別がないくらい当たり前の職業選択支になることがこれからの日本には大事かなと思います。近い将来地上の仕事と同じだけ月面でも雇用が生まれるはずです。
10年程前に、テレビに出ていた株式会社ダイモンと社長の中島紳一郎氏のことを知りました。その後、コスモ女子の勉強会で中島社長が講師として出演され、これは何かの運命だと思い、チャットで
「アパレル業界からの転身でも就職できますか?」と質問したところ、「ぜひどうぞ」と二つ返事で答えていただいたことが転職を決めたきっかけでした。
入社後に、社長から「アルテミス計画のことや月の基礎的な知識を知っておけばいいよ」と言っていただきました。
さらっといわれましたが、月に対してもともと知識があったわけでなく、「ほんとうにウサギはいるのかな?」というくらいの気持ちで月をみていましたので、勉強は大変です。(笑)
勉強や実務経験を積み重ねる中で、
将来的にはどんどん月へのアクセスが増えて、月留学や真面目なところで、月での開発や発見が地球への利益、様々な問題解決につながるようにと使命感を感じるようになりました。
今は月面探査車「YAOKI」のデモ機の組み立て、ワークショップ運営やSNS発信など広報関連に携わっています。
今後は今までのデザインキャリアを生かして「YAOKI」グッズなども作りたいと思っています。
最終目標でもある宇宙服作りに関しても背中を押していただいているので、宇宙服デザイン部署の立ち上げもできたらいいなと思っています。
うちはお互いが好きなことをやるということを推奨しているので、職業を変えることに対しては応援してくれました。
あとは夫婦共働きなので子育てに関しても公平にできていると思います。
業務委託なので、在宅ワークを利用して自由度高く小学校1年生になった娘との時間も取って働くことができています。
宇宙業界へ転職のきっかけをくれた大切な場所です。
また、みんな分け隔てなく優しく親切にしていただいてますし、友達もできて自分の居場所にもなっています。
宇宙業界に興味のある方は是非イベントなどに遊びにきてください。
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