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【火星へ移住】地球と火星はどのように違うのか?生活に必要なものは?

今回は人類が火星へ移住できるのかについてまとめました。
地球外に移住するというひと昔前には考えられなかった世界。
そのために必要なことはなんでしょうか?


火星と地球は何が違う?

火星は、地球と同じ岩石でできた惑星です。

地球と火星の違いを表にまとめてみたので、ご覧ください。

火星の大きさは地球の約半分、星が小さい分、重力も約38%と少ないようです。
重力が決まるには、万有引力の法則が関係しています。
質量と半径が大きいほど重力が重くなるため、火星の大きさと質量が地球よりも小さいため重力も小さくなります。

数字にすると、火星では100kgの体重が38kgになるので、地球よりも身軽に動けますね。

火星と地球の大気の違いを表にまとめてみました。
酸素は発見されていないです。
そのため、このままでは住むことが難しいとの見解があります。

火星の自転周期は、地球の自転周期周期よりも39分長くなっています。
同時に、太陽の周りを687日(約1年11カ月)かけて1周しているので、一年は地球より長いです。
地球と同じカレンダーとは違うものが必要そうですね。

また、火星にも、四季があります。
理由として、地軸が地球と同じで傾いているためです。
太陽の当たる位置が星の場所によって温度の違いが生じ、地球と同じように四季の変化が見られるそうです。

ただ日本のように春には桜、秋には紅葉などの木々が火星にはないです。
ほとんど岩石地帯のため、見た目としての四季の変化を楽しむことは現状難しいです。

火星に住むために必要なこと

火星も地球と同じく太陽の周りを公転しているため、少なくとも移動には半年ほどかかります。

物資を送ることも大事ですが、いくつか火星に人が住むために必要なことを挙げてみました。

①水と食糧

火星には氷が存在し、地下にも氷が眠っていると推測されています。ただ大量にあるかはわかっておらず、水を輸送する必要があり、なんと水1ℓに対して約1.2億円とかなりの輸送コストがかかるそうです。
なので、JAXAでは水再生システム(尿処理装置(UPA)と水処理装置(WPA))を開発し、現地で水を生み出す準備を行っています。
水の運用については、以前に記事を作成しています。

また、食料に関してはほぼ輸送の必要があると言われています。火星の地表は酸化鉄にて覆われているため、植物をを育て、酸素を生成することが難しいとされています。今後、基地の内部で食物を育てられるように土壌の生成や水の確保、空気、太陽光の調整などやっていくにしても、まだまだ技術的な問題は多いようです。

②酸素

火星の大気には、二酸化炭素が多く存在しており、酸素がないことが問題です。
ある企業は二酸化炭素から酸素を生成できる仕組みがありますが、酸素の確保する量はごく少量だそうです。
こちらも技術的な問題が課題となっています。

放射線被曝の問題もあり、もし住居を作る場合は分厚いコンクリートや地下に基盤を作る必要があります。
住居スペースを作るための素材を送る輸送費、素材を作るための機械の搬送、耐久実験などやるべきことがたくさんありました。

以上の三つを問題点として挙げましたが、まだまだ更なる問題がありながら技術の確信と共に改善しているところです。

まとめ

火星の移住はまだ確実とは言えません。
ただ問題ははっきりしているので、その問題を解決できる技術があれば、可能だと思いました。

火星の前に月の移住を色々な国や会社が考えているので、まずは月の移住の進捗をみて、技術が確信できるニュースで見ながら楽しみにします。

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