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対決の海外ドラマ【料理ショー対決】

ドラマと異なり、原則的に筋書きが無い「リアリティ・ショー」。波乱万丈の展開も楽しめますが、英語学習の観点からは日常生活で頻出する英語表現を満載したコンテンツとしても役立ちます。

海外に行った際、日本語で書かれたメニューが無いお店で戸惑う日本人は少なくないでしょうが、そんな時に役立つ「グルメ系」の英単語もたっぷりです。

ザ・シェフ・ショー〜だから料理は楽しい!〜』は、『アイアンマン』シリーズのヒットメーカーであると同時に、痛快グルメ映画として好評だった『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』も手掛けた、ジョン・ファヴロー監督が主演・企画などを兼任。

ファヴロー監督と韓国出身のシェフ、ロイ・チョイが毎回、新しいメニューに挑んで料理するというシンプルな内容ですが、『アイアンマン』シリーズのロバート・ダウニー・Jr.グウィネス・パルトローといった一流スター陣、人気監督のサム・ライミやロバート・ロドリゲス、有名シェフのウルフギャング・パック、マーベル映画群を仕切る名プロデューサー、ケヴィン・ファイギなど、ゲスト陣は実に豪華。

ファヴローが俳優でもあって案内役にうってつけな上に、多彩な食材を英語でどう呼ぶかを楽しみながら学べます。

『ザ・シェフ・ショー ~だから料理は楽しい!~』
シーズン1〜3(全20話)、1話30分前後、 Netflixオリジナルシリーズとして独占配信中


ファイナル・テーブル』は世界的に評価が高い、日本生まれの『料理の鉄人』(米国版の『アイアン・シェフ・アメリカ』は13シーズンもロングランでした)の影響を受けたような、世界中のシェフが料理の腕を競い合うグルメバトルもの。

日本の高木慎一朗さんなどシェフ12人は、それぞれが選んだパートナーと、メキシコのタコス、スペインのパエリアなど世界の人気料理にチャレンジ。ワースト3のシェフたちの再対決がアツいです。

ちなみに第8回のテーマは日本の「寿司」で、ファッションモデルの森星さんも出演。海外旅行がしばらくお預けになりそうな昨今、これらでぜひ世界中のグルメにふれてみてください。

『ファイナル・テーブル』
シーズン1(全10話)、1話55分前後、 Netflixオリジナルシリーズとして独占配信中


池田敏(海外ドラマ評論家)
1967年生まれの海外ドラマ評論家(映画も大好き)。「SCREEN」に毎月寄稿し、時々「映画秘宝」誌にも寄稿。WOWOW「アカデミー賞中継」「ミニシアターに愛をこめて」でアドバイザーを担当。著書『〈今〉こそ見るべき海外ドラマ』(星海社新書)ほか。『これが面白い! 海外テレビドラマ ベスト・テン2011-2012』監修。

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