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やさしい英語で大企業 Google がわかる~[英語]多読のための読書ガイド 2022年4月号④~

英語学習誌『多聴多読マガジン』連載記事「多読のための読書ガイド」からのスピンアウト!
多読のプロたちによるおすすめの良書を紹介しているコーナーです。

ノンフィクション編 ~2022年4月号~

執筆:伊藤 晶子(日本多読学会会員・公認会計士)

大企業 Google について学ぼう!

GAFAと呼ばれる 4 企業、「Google」、「Amazon」、「Facebook(現 Meta)」、「Apple」の 4 大 IT 企業の提供するサービスは、いまや現代の私たちの生活になくてはならないインフラになっています。

Amazon の ベゾス、Facebook のザッカーバー グ、Apple のジョブズについての本は多く見かけますが、Google については少ない印象。

そこで、今号では Google に関する本を 2 冊紹介いたします。

(1) Google の知られざる創業ストーリー

Google の創業者ラリー・ペイジ とセルゲイ・ブリンの出会いから起業について書かれたのが、『From an Idea to Google: How Innovation at Google Changed the World』です。

Google の経営戦略についても気軽に楽しく知ることができます。

『From an Idea to Google: How Innovation at Google Changed the World』

●YL: 2.8-3.8
●著者: Lowey Bundy Sichol
●出版社: HMH Books for Young Readers
●総語数: 9,666 語

Googleの創業ストーリー。ラリーとセルゲイはふたりとも 1973 年生まれ。

理系の家庭に育ち、初期のコンピューターに熱中して大きくなり、スタンフォード大学で出会います(第一印象はお互いよくなかったようですが )。

Google の新入社員は Noogler と呼ばれ、プロペラの付いたカラフルな帽子をかぶるそうです。

Noogler Hat は Google 社員の伝統?

From An Idea to シリーズ、他にもあります↓ 
ディズニー、ナイキ、レゴの創業ストーリー。面白そうです!

(2) Google エリート社員たちの実行力・改善力

もう1冊の『Sprint: How to Solve Big Problems and Test New Ideas in Just Five Days』は、Googleで活躍した人たちが書いたベストセラー。

Penguin Readers からこの本の読みやすい簡約版が出版されているので、まずはそちらを読むことをおすすめします。

『Sprint』 (Penguin Readers Level 6)

●YL: 3.8-4.8
●著者: Jake Knapp, John Zeratsky, Braden Kowitz
●出版社:Penguin Random House
●総語数: 20,795 語

Goggle のグループ会社、GVGoogle Ventures)が行ってきた、5日間という短期間で新たなアイデアをプロトタイプ化しテストする最速の方法「スプリント」を解説。

実際にホテルでのロボット導入や、ブルーボトルコーヒーのウェブサイトで実施した例を挙げ説明しています。

この Penguin Readers の英語が非常に読みやすく、英語のミーティングに主体的に参加したい方にとって、手法も英語表現もかなり参考になると思います。

できる社員になるためのヒントがつまっていそう。
オリジナル版はベストセラー↓
こちらも挑戦してみたいですね。

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