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対決の海外ドラマ【マーベルヒーロー対決】

海外ドラマで英語を学ぶうち、ネットで情報を調べたり、海外のファンと交流するようになり、英語力がより高まったという人は少なくないかと思います。ならば、世界的なヒットドラマほどそのチャンスは増えると言えるでしょう。

「アベンジャーズ」シリーズなど、アメコミが原作の各映画「マーベル・シネマティック・ユニバース」(最新の映画は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』※2021年10月現在)から生まれた最新ドラマが今年、世界中のディズニープラスで配信され、注目を集めています。映画に匹敵するスケールで楽しめる、最新ヒット作2本をご紹介。何より面白い作品ほど、英語と親しめるきっかけになるにちがいありません。

ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は、「アベンジャーズ」の一員だったキャプテン・アメリカ(キャップ)の親友で、飛行装置を身に着けたファルコン(アンソニー・マッキー)と、キャップの元相棒ながら対立を続けたウィンター・ソルジャーことバッキー(セバスチャン・スタン)がコンビを組む、『アベンジャーズ/エンドゲーム』から半年後の物語。

迫力あるアクション場面の数々が見せ場ですが、自分こそがキャップの一番の友人と意地を張るファルコンとバッキーが少しずつ友情を育てていくのが見ものです。

シーズン1(全6話)、1話50分前後、ディズニープラスで 独占配信中

ロキ』は、「マイティ・ソー」シリーズの主人公ソーの困った、でも愛嬌がある義弟ロキ(トム・ヒドルストン)が主人公。『アベンジャーズ』の戦いの後、四次元キューブを手に入れて逃亡したロキは、時間変異取締局(TVA=Time Variance Authority)の本部に連れて行かれ、本来あるべき時間軸から異なる時間軸がいくつも枝分かれした「マルチ・バース」を正常化するミッションへと赴きます。

少々複雑な世界観ではありますが、個性派アンチヒーロー、ロキの魅力がたっぷり。高い人気を受け、すでにシーズン2の制作も決まっています。これらの2作品は、ドラマに出てきた専門的な用語を調べるうちに英語への興味が増していくのも魅力でしょう。

シーズン1(全6話)、1話50分前後、ディズニープラスで 独占配信中

池田敏(海外ドラマ評論家)
1967年生まれの海外ドラマ評論家(映画も大好き)。「SCREEN」に毎月寄稿し、時々「映画秘宝」誌にも寄稿。WOWOW「アカデミー賞中継」「ミニシアターに愛をこめて」でアドバイザーを担当。著書『〈今〉こそ見るべき海外ドラマ』(星海社新書)ほか。『これが面白い! 海外テレビドラマ ベスト・テン2011-2012』監修。


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