対決の海外ドラマ【ガールズ・エンパワメント対決】
若いヒロインが活躍するドラマ・映画が増えていますが、2020年に始まったばかりで注目を集めている話題作2本をご紹介しましょう。いずれもコミカルな要素が多くて気楽に楽しめ、また、米国の若い女性たちが現在進行形で使っている英語も参考になります。
『エミリー、パリへ行く』は『ビバリーヒルズ高校(青春)白書』『セックス・アンド・ザ・シティ』のクリエイター、ダーレン・スターの最新作。シカゴで働くエミリー(人気歌手フィル・コリンズを父親に持つリリー・コリンズ)は自分の会社が買収したパリの会社へと出向。現地に引っ越しますが、おしゃれやグルメを楽しむ一方、米国とフランスのカルチャーギャップに戸惑うことも。
エミリーが常に前向きで、応援をしたくなるヒロインなのが魅力的。エミリーと同じファッションやグッズが売れるという現象まで起きています。片や一部(特にフランス)では「フランス人の描き方が典型的」などの批判がありますが、実はフランスでも人気が高いからこその反響でもあります。海外旅行がしばらく楽しめないご時世、このコメディでパリ暮らしを体験してみるのもいいでしょう。
『めちゃくちゃ恋するハンターズ』は、南部で暮らす高校生ふたり、二卵性双生児の姉妹である、スターリング(マディ・フィリップス)とブレア(アンジェリカ・ベティ・フェリーニ)がダブルヒロイン。
事故でパパのトラックを壊してしまったふたりはその修理費を稼ごうと、保釈中に逃走した被告を追うプロ「賞金稼ぎ(bounty hunter。米国に実在する職業です)」のベテラン、バウザー(カディーム・ハーディソン)と共にトリオを組むことに。
ロマンスもある学園生活と犯罪アクション、まったく異なるふたつの見どころが混在しているのがユニークでフレッシュな青春コメディ。舞台は架空の町ですがジョージア州のアトランタでロケしており、南部のムードに関心がある人にはそこも見どころになっています。
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