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東京編のテーマについて

文化祭編はいかがでしたでしょうか

といっても文化祭編は序盤なので特に物語が大きく進行したわけでなく、まずは登場人物たちの出会いや特徴について書かれたくらいですが、響やまわりの主要登場人物のキャラクターも少しづつ見えてきたと思います。

みなさまの好きなキャラクターは出てきましたか?

東京編のあとはまた山梨のシーンに戻ってきます。
それまで覚えておいてくださいね。

東京編はXで書いた通り、登場人物も雰囲気もガラッと変わって物語が進んでいきます。

東京編でのテーマやコンセプトとして考えているキーワードはいくつかありますが、そのひとつが「多様性」です。

「都市の空気は自由にする」

これは教科書にも出てきた中世、封建時代のヨーロッパで農奴と自由民の関係を描いた言葉ですが、

封建領主の法的支配下におかれていた農奴や隷属身分の手工業者が、都市へ逃れ、一定期間、領主によって引き戻しの要求がなされることなく過ごした場合、自由身分を得られたとされる(ただし、この際の「自由」とは封建領主からの解放という自由であり、近代的な人権思想を前提とする個人の自由とは異なる)。その期間は大抵の場合、1年と1日とされた。

Wikipedia

という意味合いがあります。

当時の都市は城壁に囲まれいる独立した存在でした。

Xの投稿で中学校から抜け出す中学生たちを描いた映画『ぼくらの7日間戦争』を紹介しましたが

まさに中世ヨーロッパでも都市まで逃げ切り1年が経てば農奴であっても自由な身分を手に入れられたということです。

では21世紀の現代、ひとびとはどのような自由を求めて都市に来るのか、そして自由は獲得できているのか。そもそも現代における自由とはなにか。

天野先輩が文化祭のラストシーンで『ボクラノジユウ』という曲を歌いましたが、「いまを生きるぼくらの自由とはなにか」



『都市と自由と多様性』

このあたりはひとつのキーワードになってくると思います。

引き続き物語をお楽しみください。

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