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映画「終わらない週末」考察 ~オバマ大統領の予測プログラミング①

 こんにちは、皆さん。今回のブログでは、オバマ元大統領が製作指揮をした映画「終わらない週末」が描く新世界秩序のシナリオについて探ってみましょう。この映画は12月8日からNetflix公開され、全米の都市伝説愛好家の間で話題になっています。ガチで、期待を裏切らない内容ですよ~😊


原作本とオバマ大統領

原作本と謎の鹿

 映画の原作はルマ-ン・アラム著の小説「終わらない週末 Leave the World Behind」。2020年に出版され、家族4人がエアビーを借りて過ごす休暇が、突如として異変と危機にさらされるというスリリングな話です。
 オバマ元大統領(44代:2009-2017)は任期終了後、映画・ドキュメンタリーの制作会社を設立し、Netflixと契約を結んで、優れた作品を世に出しています。「終わらない週末」は、都市伝説好きならずとも、魅力ある作品としてオススメします😍

 さてここから先は、ネタバレを含む内容ですので、Netflixで本編を視聴してから読むことをおすすめします。

新世界秩序のシナリオ

 映画の後半で、登場人物 GH スコットがオバマを代弁者するように、ディザスター・セオリーに基づく民主主義の崩壊について説明しています。個人的には、ここが最も大事だと思うシーン。

第一段階:隔離

 サイバー攻撃や電磁パルス攻撃などにより、個人の生活が外の社会から隔絶されるような、大停電や通信障害が起こります。生物兵器、化学兵器のバラマキも同時期に発生。突然のことに、個人はどう行動すべきかわからないまま、隔絶された生活を余儀なくされます。

第二段階:多発するカオス

 情報を求めて外に出ると、想像できないような混乱状態にあることを目の当たりにします。通貨が使用できない、物や食糧が不足、対人関係の悪化、武装組織による攪乱など、社会情勢が激変します。

第三段階:内戦

 次に、クーデターや内戦が発生して、民主主義社会は簡単に崩壊することが説明されています。民主的に選ばれていない軍事政権が誕生し、思想弾圧や取り締まりが厳しくなります。監視や密告が強化されます。多くの人がFEMAのような更生施設に収容され、ますます国内は混乱に包まれます。

 このようなディザスター・セオリーを基に作られたドラマは、「ジェリコ 閉ざされた街」(2006年米国)など。英国諜報部MI6がテレグラフのサイトに掲載した「オペレーション・ブラックジャック」(2009年)等があります…😱

答えのないエンディング

アーチーとローズ

 映画は答えのないエンディングで終わります。末娘ローズが「ソーン Thorn」という家の核シェルターに入り、居心地のいい空間で、自分の好きなドラマの最終回を見るというシーンで幕。この後、家族はどうなるのか。核攻撃をした紅い武装組織とは、イスラムか中国か、それとも..…。

サバイバルの時代

どうやって生き残るか

 この映画から理解すべきメッセージは何でしょうか。大規模サイバー攻撃や大停電などにより非常事態宣言が出された時は、核シェルターに入るのが最良の策。これがタイトルである、「世界から離れる Leave the World Behind」の意味につながると思います。
 子供たちが着ていた「NASAに従え」というロゴも隠しメッセージがあります。核シェルターのオシロスコープには、信頼筋からと思われる情報が入っていました。未曾有の緊急事態が起こった時は、NASAからの情報を信頼しようということでしょう😲

 この映画は混乱期突入への警鐘。全米の一般家庭の核シェルター普及率は8割超で、0.02%の日本とは事情が違いますが、オバマ元大統領のガチ警告をしっかり受け止めて、サバイバルの視点を育ててはいかがでしょうか。

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