量子コンピュータの実用化で世界は激変する!

この動画は、量子コンピュータが開く未来の可能性について、わかりやすく説明されています。

動画にはありませんが、未来の通信技術についても触れてみたいと思います。「量子もつれ通信」とは、離れた場所にいる人々が、光子やイオンなどの素粒子を使って、すばやく安全に情報をやり取りする方法のことです。この技術では、素粒子同士が特別な関係にある「量子もつれ」という現象を利用しています。

そのしくみをざっくり解説すると、

1 量子もつれ: 素粒子同士が、どんなに遠く離れていても影響を受け合う特別な状態のこと。これがあるおかげで、遠く離れた場所にいる人たちでもすぐに通信できるんです。

2 量子情報のエンコード: 通信する情報を、素粒子の特性を使ってコード化すること。ちなみに、これを「量子ビット」と呼びます。

3 もつれた量子の生成: 最初に、もつれた素粒子のペアを作ります。これは特別な装置を使って行われます。

4 情報の伝送: そのペアの一方を送り主「花子」に、もう一方を受け手「太郎」に送ります。これには、光ファイバーや衛星通信など、量子もつれを利用した特殊な通信手段が使われます。

5 量子の測定: 花子と太郎は、それぞれの素粒子を測定します。適切な方法で測定することで、コード化された情報を読み取ることができます。

6 瞬時に通信: もつれた素粒子同士の特別な性質のため、一方の素粒子の状態が変わると、もう一方の素粒子の状態もすぐに変わります。だから、通信が瞬時に行われるんです。

7 セキュリティ: この方法は盗聴にもっとも強いセキュリティを提供します。なぜなら、素粒子の状態を盗み見ようとすると、素粒子の特別な状態が乱されてしまうため、すぐにわかるからです。

 量子もつれの通信は、将来的にはとても安全で効率的な通信手段として期待されています。また理論上、現在と未来人との通信ができるようになる可能性があります。しかし、異なる次元間の通信、たとえば宇宙人との交信を実現するためには、現在の理論では不明確な部分が残っています。

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