なぜ素直になれないんだろう
高校には普段自転車で通学していたのですが、雨が降っていたり、ケガで自転車通学ができない時などは、母に車で送迎してもらうこともありました。
部活での出来事やプレッシャーなどを心の中に溜め込んでおけず、車の中で母に愚痴を漏らしたことが何度かあったのですが、そのたびに返ってくる言葉は、「でも、あんたがそうしたからそうなったんじゃないの?」や、「だって、あんたがそう言うからそうなるんじゃないの?」というような言葉ばかり。
それでも、違う日に相談すれば、共感が返ってきたり、なにか違った反応が返ってくるんじゃないかと、心のどこかで期待し、相談したこともあったのですが、やっぱり、そのキツい言い方と、「でも」「だって」というネガティブな返答が返ってくることに変わりはなかったため、「年齢を重ねたからといって、小さいころからの関係性や母の反応が変わることはないんだ」と、痛感。
私の中で母は、完全に「相談できない人」になりました。
その一方で、祖母は私がいくつになろうと、すべてを優しく包み込んでくれるような人だったのですが、甘え方が分からず、まったく素直になれなかった私は、祖母の優しさに甘えることができず、母への不満を、祖母にぶつけたり、冷たい態度を取ってしまったりしていたのです。
一方で、祖母の顔をいじったりして仲良さそうに祖母と遊ぶ兄と弟。
変なプライドのせいで兄と弟のように祖母と遊ぶことができない自分が、私自身とっても嫌でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?