人生初めてのバー
20歳になったある時から、私は1人で地元のバーや、都市部のバー。
また、ナイトクラブにも行くようになった。
キャバクラでは「落ち着いている」と言われていたものの、実際は、踊ることも、人が集まるところも、イケイケな場所も、大好きだったのだ。
事実クラブでは、お酒を飲みながら、大音量で流れる音楽に合わせ、バイブを体全身で感じながら、体が動くままに一心不乱に踊ったり、知らない人とお酒を飲んだりし、都市部のバーでは、外国人の人たちと、つたない英語で会話したりもした。
一番ひどかったのが地元のバー。
1人で車を走らせていた時に、たまたま見つけたバーだったのですが、バーにも興味があった私は、ある夜、その、ダンスミュージックが聞こえてくる建物のドアを開いた。
そのバーが、私のバーバァージンを奪ったのです(笑)
中は暗かったが、間接照明で照らされており、正面にはカウンター越しに、マスターがいた。
マスターが、カウンター席にいるお客さんたちと話している姿を見るのももちろん初めてでしたが、その光景は私が頭に思い浮かんでいた光景とほぼ同じだったので、内心、「おぉ!」と興奮した。
ただ、そこでひるんでいる様子を察しられたくないのが私。
興奮している様子も、緊張している様子も察しられないよう、あくまで冷静に
「こんばんは」
と言い、空いていたカウンター席に座った。
小中学校時代は、勉強やスポーツもできたうえ、生徒会長もしていたため、周りからは「頭がいい子」「責任感がある子」「真面目な子」などと思われていたようですが、なにが起こったのか、この頃には、そんな面影はまったくなかった。
というより、私はどこでも適応できるカメレオンのように、その場その場に応じて色々な顔を持つ人間として育ってきたのだと思う。
今回はここで終わりです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました(*ᴗˬᴗ)⁾⁾ꕤ
次回もよろしくお願いします(ᴗˬᴗ)⁾⁾ꕤ.゚
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?