信じる者は救われると、自分自身に言い聞かせた
深夜の2時に、病院に到着し控え室で待つこと
更に2時間。8時間弱の手術が無事に終わって
先生からお話を聞きました。
○出血の量が多かったこと
○手術は無事に終わったが合併症の危険があり
1ヶ月は安心出来ないこと
○意識が戻ったとしても左脳のダメージが大きく
右半身の麻痺と失語症が残るであろうこと
など詳しくお話いただきました。
無事に終わってとりあえず良かったと思った
のも束の間、今後どうなるのか漠然としすぎて
不安と闘う毎日がはじまります。
HCUにお見舞いへ行っても、手を握り
声を掛けることしかできない
手足が動くことはあっても目が開くことはない
毎晩、泣いては祈りを繰り返す日々でした。
父の愛、家族の覚悟
さらに試練は続き。話にあった通り
術後の脳の腫れが始まり、脳幹を押し始めている
と病院に呼ばれ、今後の話をされました。
このまま脳幹が押しつぶされると、呼吸が
止まってしまう
頭蓋骨を外す手術をして腫れても平気なように
スペースを作ることはできる
ただ、手術をしたら好転するとも言い切れない
(身体への負担、出血など諸々のリスクもある)
言い回しや、細かい事は書ききれないですが
ざっくり話すとこんな話でした。
父は、「もう可哀想で見ていられない、お母さん
は寝たきりになるなら延命しないでとよく言っていたから手術はやめても良いか」と、弟と私に
涙ぐみながら言いました。"あとで後悔するのでは"、"まだ頑張ってほしい"、表せない想いで
ぐちゃぐちゃでしたが、最終的には母の意思を優先し、家族3人で泣きながら手術はしない、
そう決めました。
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