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はだしで歩くと足の裏が痛い!というあなたへ

「はだしで歩くと足の裏が痛い!」という方は多いんじゃないでしょうか?
その痛み、足裏の脂肪のクッションが痩せてくることによって起こっているのかもしれません。

今日は足裏の脂肪のクッションを改善する脂肪移植に関する論文をご紹介します。https://link.springer.com/chapter/10.1007/978-3-030-77455-4_114

60歳までに約30%の方が足の脂肪のクッション(脂肪パッド)の萎縮による痛みと苦しみを経験すると言われています1。原因はいろいろで長期にわたって激しい運動をすることや肥満、アーチが高い(いわゆる凹足)、モートン病に対するステロイド注射、手術、ケガなどが挙げられます[2-4]。
特に足の前の方、中足骨骨頭部と呼ばれる部分の脂肪パッドは、衝撃を吸収し、歩行中の衝撃から足を守る役割を担っています。そのためこの部位の脂肪パッドが減ったり別の場所に移動してしまった場合は、「骨の上を歩いている」かのような痛みや苦痛を引き起こすのです。さらには足の裏に胼胝(タコ)ができて、特に糖尿病の神経障害のある患者さんでは傷になってしまうことさえあります。
そのためこの部分の痛みを取るためにはそこにかかる圧力を減らすこと。すなわち靴の中敷き(インソール)やパッドなどが必要でしたが、それでも裸足ではやはり痛いままですし、治療に苦労することが多いのです[5~7]。

最近注目されているのが足底に脂肪を移植する「脂肪移植」です。これにより足底のクッションをもう一度取り戻すことができます。
脂肪移植についてはこれまで複数の先行研究がおこなわれています。脂肪移植は脂肪パッド自体の厚みや体積を増すだけでなく、痛い部位の皮膚の質も改善し、いわゆる角質増殖も抑えると言われています。8-11

下北沢病院では足底の脂肪移植のモニターを募集しています。(1泊2日でモニター価格50万(税抜き)の自費診療となります)
内ももや下腿から50-100ccの脂肪吸引を行い、脂分と水分を分離した後に、前足部の足底に片足あたり10cc注入します。
ただし、せっかく注入した脂肪を生着させるためには術後4週間は脂肪移植した部位を浮かせていただかなければいけません。はだしでの歩行は厳禁で、屋外でも屋内でも病院で用意したサンダルと注入部位を浮かせるような足裏に貼るフェルトを使っていただくこと。シャワーの際にも座ってシャワーを浴びていただける方が対象となります。
モニターの方は術前と2週間後、1か月後、3か月後、半年後にフォローアップの受診が必須です。
国内ではおそらく当院のみで行う治療となります。興味のある方はぜひ偶数週土曜日の「足の美容外来」まで。

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