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自主制作映画監督ドキュメント7

メインキャストの降板

ちょっと間がありましたが、映画製作を中止致しました。

人間関係といえば、簡単ですが、メインのキャストの方が降板し、それに絡めていろいろなことがあり、考えて悩んで、中止致しました。

いやはや、これで2度目です。
人間関係のもつれもありましたが、それは、結局、自分の準備不足が原因だったからです。脚本が出来たー、と人に見せつつ、企画書も作って、人に意見を聞くつもりで、話をしていたら、作るような方向になって始めたのですが、
今回の失敗は、主に段取りが間違っていたことに尽きると思います。

自主制作の映画の企画を考える時に、規模にもよりますが、自分の場合、どうやら1人で始めるのはまずかったようです。

●今回のパターン:脚本が出来て、企画を考え、スタッフもいないまま、自分1人で動きつつ、最初に知り合った出演者ほかの方に、スタッフ的なお手伝いをしてもらい、紹介などで出演者を募集し、並行してロケハン、クラウドファンディングなどの準備をし、練習〜撮影を考えた。 →✖️


●理想的なパターン:脚本が出来、企画を考え、スタッフを集めて企画を検討し、制作を決定したら、ロケハン、出資者探し、準備を行い(可能なら試作する)、出演者をオーディションして募集し、撮影する。撮影後、クラウドファンディングを行う。 →○

というわけでした。
自分の今回のやり方だと、主に紹介で出演者を集めたりした為、あとあとその弊害がありました。(詳しいことは、またいずれ)

決定的だったのは、水面化で動く方がいて、その存在が怖く、監督が意図しない予想外のところで動かれたため、コントロールが出来なくなったことです。
それが中止を決定させました。

まあ、誰も悪くはないんですが。

それぞれ「良かれ」と思ってやっていたことが、ボタンの掛け違いで齟齬が出来てしまっただけで、やり方を変えれば解決出来ることだと思うので、次を頑張ろうと思います。とてもいい勉強をさせてもらったと思います。


脚本のこと

失敗が2度目なんですが、1度目は、あるプロジェクトで即席チームの短編映画制作企画でした。そのときは、ルールがあって、チームが脚本を失ったら続行出来ないというものでした。
自分は監督のみを行って、別な脚本担当の方がいたのですが、その方が、度重なるリライトに、普段の過酷な本業と心労が重なり、降りてしまったのです。

脚本をリライトするたびに、出演者を含むスタッフや監督から、反対意見などが出て、誰も脚本担当の方をフォローすることが出来なかったことも大きいと思います。(監督のオレも、何度も代案を提案してしまった)

これも、今思えば誰も悪い人はいなかったと思います。(この時も水面化で動かれる方がいて、気にはなりましたが)

で、脚本の人が降りる時に「絶対に自分の脚本を使わないように」と釘を刺されたので、その時のものは全てデータから何から破棄したんですね。
ルールに則って、チームは脚本を失ったので、続行出来ず、無念でした。
つまり、脚本担当の方が著作権を維持し、他の人が使う許可をしなかったのです。

チームとしては、熱い人たちが集まっていたので、脚本が使えれば、完遂したかもしれませんでした。

その時のことが思い浮かんだので、
今回の企画の中止を関係者に伝える時に、
自主制作映画「ほしをみる」の脚本の著作権を放棄するので、この脚本に価値を感じる方は、自由に使っていいですよと書き添えました。

自分は、次の脚本を頑張るので、PDF化して送った脚本は、誰でも自由に使っていいようにしたのです。
この記事を読んで、脚本を見てみたい方も、今やオープンソースとなった「ほしをみる」の脚本を無料で送ることもできますので、お問合せ下さい。

そんなわけで、脚本さえあれば、その物語が生き続ける可能性があるんです。

嬉しかったのは、今回の出演者の方で2人ほど、使いたい気持ちを連絡してくれたので、実現するかはともかく、そういう申し出があったことは、自分の今後の励みになります。

今、シナリオセンターの8週間講座を終えて、ちょっと間をおいてから、本科というのに進む事を考えています。
脚本っていうのは、ゼロイチ(0→1)の作業なので、コンテンツを産む作業なんですが、今、基本から勉強しているので、「ほしをみる」を全くの我流で書いたのと比べると、もう少しうまく物語が書けるようになるんじゃないかなーと、期待しています。


ネタを次から次に作って、訓練することは大事だと思います。
脚本は、常に幾つかストックをしていくので、引き続き頑張ります。

やりたいのは、映画だけではないので、まだまだ創作の道は険しいですが、一歩一歩進んでいきたいと思います。

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