なぜ、起業家は、投資をしてもらってまで事業をやるのでしょうか?
私は実際に出資を受け、M&Aをされたことも、逆に、したこともあります。
その経験から回答します。
その答えは、2つあります。先に結論を申しますね!
1)会社に価値をつけて、高額にして売却益を狙う!
2)多くの人は、カッコつけたいし、皆から凄いと言われたいから!
それでは、それぞれを説明します。
1)会社に価値をつけて、高額にして売却益を狙う!
まず、最初にお伝えするのは、投資、出資を受けると、会社は自分のものではなく、株主のものになるとお考えですが、そうでは御座いません。
株を51%以上、いわゆる、半分以上を保有していれば、自分の会社であり株主の手には渡りません。
ですので、株主の都合のいいようにはなりません。ご安心ください。
むしろ、お金を出す方(株主)は損をしている!
先日、もともと、私がいた一部上場企業の社長と話したのですが、10社のベンチャーに約1億円づつ投資したけど、5年経ってまだ生き残っている会社は、
1社のみ。。。だそうです。
経営していた社長は、借りたわけではなく出資なので、
損したお金を返さなくてよく
痛くも痒くもないです。
トンズラみたいな人もいます。
なので、出資してもらう詐欺師っぽい経営者も実際おります。
逆に、損をしたのは、この大手企業(株主)になります。
こんな感じで、
現実は、ほとんどのケースは、
大きいお金を出す側が損をしており、
出してもらう側がずる賢いケースが多いです。
出資を受けるのはこうやる!ほとんどの人が知らない資本政策!
多くの経営者は、事業計画書というのは知っていると思いますが、
「資本政策」というのを聞いたことはあるでしょうか?
法人の株を売ったり、買ったりして会社の価値を上げていくことにも
計画やプランがあります。
不動産で例えるなら、土地を買った後、
・どんな建築家を入れるか
・外観は?内装は?機能は?
・テナントがすごいのが入れば価値も上がるよね??と・・
こんな感じで、イケてるビルなりを建てたとします。
それを、2倍とかで他のオーナーさんに売り捌くわけです。
2億円で建てたものを4億円で売れれば、
プラス2億円になります。
こんな感じで、
実は、
法人、会社にもそういう計画があります。
それが、資本政策です。
資本政策のシミュレーションをしてみましょう。
1)資本金100万円で法人を作る。シロガネ:株100%保有
2)100%のうち、10%だけエンジェル投資家に売る。
シロガネ90%。エンジェル10%。
3)利益が出てきたので、会社の価値が10倍になった。
資本金100万円の会社が、1000万円の価値になっている。
4)機関投資家から声がかかり、10%を売る。
第3者割当増資をする。機関投資家10%。
残りの90%のうちの10%がエンジェル。
90%のうちの90%がシロガネ。
5)5年経って、営業利益が1億円出るようになった。
会社の価値、7倍の7億円。
6)将来を見込んで、
10億円で買いたいという会社が出てきたので売却した。
結果:
10億円の10%=1億円が機関投資家
9億円の10%=エンジェル9000万円
9億円の90%=シロガネ8億1000万円
このように、株主も、自分も大儲けした!
そういうことになります。
普通の人の生涯年収は、2億円、3億円と言われています。
5億円以上の資産がある人は、世界的にも金持ちの方に入るようです。
人生1回くらい、数億円を手にしたいですよね??
そういう願いがある人は、一発で何か当てるしかない訳ですよね。。。。
その結果、出資を受けてまで事業をやりたいという人が出てくるのではないでしょうか?というのが、私の1つ目の答えです。。
私も実際にその1人でした。
シロガネがやった事業売却(参考に)
私が経験した事業売却、いわゆるM&Aは、
1)初音ミクのホログラフィック劇場を、DMMさんが購入して、DMM Futureworksという会社となり、吸収されました。
この会社名は、私が考案した名称です。
2)私がファウンダーで日本の代表をしていた、
イギリス本社、世界17カ国にある、雑誌社「DJMAG」
音楽フェスなどで、世界的なDJのランキングを見たことがあると思うのですが、スティーブ青木とか、マーティンギャレックスとか、そういった世界的DJの世界ランクを作っている会社です。その日本の社長をしておりました。現在もファウンダーです。
この会社は、デジタルガレージという、Twitterを日本に初めて持ってき会社のシリコンバレーに紹介していく、オープンネットワークラボというコンテストがあるのですが、そのコンテストに合格し出資を受けました。これは、株式上場を狙うケースですね。
3)一番最近ですが、ジャスダック上場企業で、テレビ制作会社を3社買収して業界1位にしたり、アイドルグループや雑誌の部署を買収したり、名前を出すとメジャーすぎるので言えませんが、そういうったことをやっておりました。
こういうことをやってきた結果、私は、質問者さんに似ているかもしれませんが、
出資を受けてまでも、わざわざ頑張って、プレッシャーをストレスの中やらなくていいんじゃないの??というのが現在の答えです。
それは、なぜかというと、そこまでしなくても、オンラインの今、普通にストレスなく、自分事業、1人ビジネスをした方が幸福度は高いからです。
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2)多くの人は、カッコつけたいし、皆から凄いと言われたいから!
では、次に2めの解答です。
これは、実際に私もそうだったのですが、
単に、
「出資」とか、
「エンジェル」とか、
「IPO」とか、
なんか、凄いのかな?カッコよくね??
みたいな動機から
出資を受けてまで事業をやっておりました。
しかし、実際は、高額な出資を受ければ、それだけ、プレッシャーもあります。
株は、自分のものだとしても、色々と意見を言われて自由が効かなくもなります。
ですので、結果的には、
・自分がオーナーの経営者
・自由度が高い経営
とは言えなくなるケースが多いです。
上場した後もますます自由が奪われていきます。
それを経験した私は、その後、
小さくビジネスをするスモールビジネス
個人でできるオンラインビジネス
をやることを始めました。
そうしたら、
なんとストレスがないことでしょう!
そして、成功しやすいですし、他人に気をつかうこともありません。
今の時代、大きな資本がなくてもツールやプラットフォームがたくさんあるので、十分に稼ぐ事業が作れます!
結果的にいうと、
・会社に拘束されない人生
・株主に拘束されない人生
これが一番良いのではないでしょうか?
質問者さんと同じところに行き着いた形ですかね??
いかがだったでしょうか?これは私の実体験に基づいて内容です。
世の中、M&AやIPO、ビジネスオーナー、投資家を経験している人は、0.1%いないと言われております。
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