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「しりとり」で音楽を聴く試み(6)

つながりのある音楽をしりとりみたいに繋げて聴いてゆく、という試みです。前回はこちら↓

前回の最後はジャニス・ジョプリンの遺作『パール』でした。

ジャニスをもう一枚。衝撃的なデビュー盤といえる、ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーの『チープ・スリルズ』を。

ここでの「Summertime」のアレンジは、ニーナ・シモンの「You'd Be So Nicd To Come Home To」に影響を受けているのではないか、と私は思います。というわけで、ニーナ・シモンを聴きましょうか。

この『ニーナ・シモン・アット・ニューポート』に入っている「Little Liza Jane」はニューオリンズのわらべうたで、たくさんのニューオリンズ出身のミュージシャンが採り上げています。ドクター・ジョンの大名盤『ガンボ』にも入っていましたね。

次はドクター・ジョンの大先輩にあたる名ピアニスト、プロフェッサー・ロングヘアの素晴らしいピアノをご紹介します。

ニューオリンズ音楽の伝統は引き継がれ、80年代にデビューしたダーティ・ダズン・ブラスバンドも、ロングヘアーの「Mardi Gras In New Orleans」をノリノリで演奏しています。

マルディ・グラ、ということで思い浮かべる曲といえば、ポール・サイモンの「Take Me To The Mardi Gras」がありますね。この曲が収録されている『There Goes Rhymin' Simon』を聴きます。

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この本の発売日である3月21日に、四谷のジャズ喫茶「いーぐる」で発刊記念イベントを開催します。午後3時半から、料金はオーダーのみ。





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