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「あり方」の見つけ方

色々なところで「あり方が大事」といったことを見かけます。しかし具体的にどう見つけたらいいか?といったことを書いてある書籍や記事は多くないのではないでしょうか?

私も長らく分かりませんでしたし、見つけられませんでした。
しかし、今でも暫定ではありますが、比較的しっくりくるものを見つけられています。
私の今の目指す(仕事上の)あり方は、「グッドマッチング(何かと何かが出会い化学反応すること)を増やす存在でありたい」です。

今回は私のケースを一例として、どんなふうにあり方の見つけていけるかを議論していきたいと思います。

自分のお葬式での「弔辞」を想像する

ちょっとしたイメージワークをやってみましょう。
"将来の自分の葬式をイメージして下さい。自分の葬式ですので自分は棺桶の中に横たわっています。そんな中、葬式の参列者の一人が代表して弔辞を読んでくれます。
さて、あなたはどんな弔辞を読まれたら「ぐっと」くるでしょうか?"

上記について、やや不謹慎な内容に思われるかもしれませんが、これは7つの習慣(世界中で最も有名な自己啓発本のひとつ)の、第二の習慣の章の冒頭で出てくるワークです。
私が考えた自己流ワークではないのでご安心ください。
※7つの習慣のマンガ版もあります

さて、
弔辞を読む人は誰を想像してもいいのですが、ここではキャリアのことを考えたいので、仕事関係やあなたの仕事ぶりを知っている人で、仕事のことを話してくれるシーンの想像にしてみましょう。

私の場合は、前職でメーカーにいたのですが「山けんたろうさんは生前、素晴らしいモノを開発されました。。」と弔辞で述べられても
「ぐっとこない」自分をいつしか自覚するようになってきていました。

では、どんな弔辞だったらぐっとくるのだろうか?

私の場合は「グッドマッチング(化学反応)」でした

私の場合は冒頭で述べた、「山けんたろうさんはグッドマッチング(何かと何かが出会い化学反応すること)を増やす人でした」でした。

どう行き着いていったかというと、以下のような小さなマイエピソード(原体験)が集まってきて、これらはぐっとくる感じがあったからです。

■高校の時に、漫画「お~い龍馬」を読み、薩長同盟にテンションが上がった(良い悪いは抜きにして、国を動かすインパクトのあるマッチングだったと感じた)

■大学の時に所属していたサークルに、私の他大学の友人が、私を介して参加した。結果としてサークルも友人もかけがえのない形となり、よい化学反応の触媒になれたという手応え。

■ある結婚式に出席した際、当時相手を探していた先輩に、私がたまたま会話をした女性も相手を探しており、相互紹介をした。
後日そのお二人はご結婚。お子様も生まれて健やかに過ごしておられる。

上記のようなエピソードを並べてみると、「自分は何かと何かを組み合わせて、それ単体では起きなかった(起きにくかった)ことを触媒することにテンションが上がるのかもしれないなぁ」
という仮説にたどり着くに至りました。

※ちなみに、テンションが上がる、というのは私のイメージでは簡単にいうと「脳みそにそういう刺激が入ると悦になる回路が回る」という感覚です。


そしてこの仮説を元に、
ものづくりではなく、グッドマッチングにどうにか関わるような領域や仕事にチャレンジしてみたいなぁ、と思うようになり、遂にメーカーから、マッチングビジネスの一つである人材業界(やり方)に足を踏み入れる決断をしました。

まとめ

いかがだったでしょうか?
自分の葬式での弔辞をイメージしてみると、自分の行きつきたい状態=あり方に気づけるかもしれない、というワークを紹介しました。

ぐっとくるあり方を見つけるのは難しいかもしれませんが、キャリアを見つける上では、非常に有効です。
なぜから自分の拠り所となる「原理原則」になるからです。

よろしければチャレンジしてみてください。
また、7つの習慣の本にある、第二の習慣も是非読んでみてくださいね。



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