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たった一つのルール「自分で選ぶ」 〜下北線路街「お店の公募」挑戦STORY④

こんにちは。
FABコミュニティ「CO-SAKU谷」です。コーサクダニ、と読みます。
自分たちのまちに「FAB工作室&食堂」をつくる夢を追いかけ、下北線路街の「お店の公募」に挑戦中。

先日、下北線路街さんから「受付完了のお知らせ」をいただきました!
もちろん応募者全員へのお知らせなので、応募しただけ、の状態には変わりないんですけども。チャレンジしている時って、ドキドキ感と不安感が半端ないわけです。だから反応が返ってくると、その内容が何であれ、嬉しくなってしまいます。次のご連絡、お待ちしてます!

さて。
前回は、憧れの場所をご紹介しました。
どんな工作室にしようかと妄想していると、欲しいモノ、やりたいコトがたくさん出てきます。数人でちょっとだしてみただけでも↓こんな感じに。

図1

ところで。
下北線路街さんが「公募」という方法を選んだ背景には、「まちはみんなでつくるもの、育てるもの」という考え方があるからだそうです。
一方で、前回の記事で、私たちの工作室の夢の原点は「好きなことを、自由に、やる」ということ、と書きました。

「みんなでつくり、育てる」と「好きなことを、自由に、やる」

この両立、かなり難しくないですか?
一人ひとりが好きなことを自由にやっていると、気づけばコミュニティがバラバラになっちゃいそうです。みんなで、を大事にすると、自分の好きなことができない、と思う人も出てきそうです。

そしてこの状態、身近にありがちです。
たとえば、子育て真っ只中ハハ業を営む私の場合。

子育てや家事ってけっこう大変でせわしない。
それがイヤというのではなくて、家族が喜ぶなら、子どもたちのためならという「ハハ・モチベーション」が自然発生的にわいてきます。そしてこの「ハハ・モチベーション」はかなり強くて、家庭を優先し、ハハとしてではなくひとりの自分としての思考や時間を、自ら勝手にあとまわしにしがちです。だから「ハハも好きなことをすればいいじゃん」と言われても、頭も体もなかなか動かない。時々「アレ、私って、何だっけ?」と呆然としたりするんです。このバッタハハ↓みたいに。

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私たちは、「みんなでつくり、育てる」と「好きなことを、自由に、やる」を、どうすればできるだろうと、ずっとずっと考えて、話しています。
そして、正解はないけれど、一つだけ、ルールを決めました。

それは、「自分で選ぶこと」

CO-SAKU谷は、既存のハコを与えられるというよりは、そこに集まる人たちそれぞれが主体的につくり、育てていくイメージです。たとえば欲しいものや使いたいものを自分で自分だけのために調達するのではなく、同じ思いを共有できる人同士で手に入れて、シェアしていこう。

だから、CO-SAKUクラファンや運営会議、シェアキッチンなど「自分で選んで、誰かと共に、自由にやる」ためのしくみを考えています。

父も母も子も、それぞれ自立した主体として、選び、過ごし、つくる。
役割ではなく、ひとりの自分として好きなことをしていると、気づけば誰かと自分とコミュニティの喜びと成長につながっている。
私たちは、そんな日常がある工作室をつくりたいのです。

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