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私がデザイナーになるまでの道のり

今回は私がデザイナーになるまでの道のりを書き留めてみました。
長〜〜〜〜〜いお話になるので適当にサクサクっと読んでいただければと思います。


"デザイナーという職業は遠い存在だと思っていた"

幼い頃から絵が得意でも写真が撮れるというわけではなかったし、“デザイナーという職業は生まれ持った芸術的な才能を発揮される方がなるもの”だと思っていました。元々音楽が好きで、将来は「音楽業界で働きたいな〜」っていうぼんやりとした夢があり、中学・高校生の時はバンドを組んでドラマーとして活動してました。結局進路を決めるタイミングで「音大や美大に行ったら将来が心配!」という謎の親からの反対があり、高校卒業後は総合大学に進学。商学部でマーケティングや貿易、経営学に関することを学んでいました。全くデザイナーになるような気配はなく…..


"ファシリテーターってかっこいい"(惚れっぽい性格)

特にやりたいこともなくぼんやりとした大学生活を送っていましたが、"人のためになる活動をしてみたい”という思いがあり、「シャッター商店街の活性化を取り戻すにはどうしていくべきか」という課題解決を行うまちづくりプロジェクトに参加しました。その時に生まれて初めてファシリテーターの存在を知りました。これこそが私がデザイナーになる第一歩だったと思っています。異なる前提や、知識と体験を持っているもの同士が集まり、共通のテーマに向かって頭や手を動かしながら形にしたものを、ホワイトボードに綺麗にまとめあげ、どういう方向性で解決まで進めていくのかの舵取りをするファシリテーターの姿に魅了されましたし、(カッコ良すぎる.......!!)
プロジェクトを通じて課題解決をする難しさや面白さも学びました。
そこからファシリテーターに関する書籍を読み漁る中で、「デザイン」の意味や仕事の内容、デザイン思考という考え方を知り、デザイナーという職種に興味を持ちました。
(この流れからするとファシリテーターを目指すと思うのですが、なぜ当時はファシリテーターを目指さなかったのでしょう….)


" よーしデザイナー目指すぞ! "(気になったら猪突猛進な性格)

そんなこんなで、デザイナーになる!っていう目標が出来てしまい、それに向けて行動せずにはいられず大学を2年の夏に中退。それから半年ほどフリーター生活をし、翌年の4月にグラフィックデザイン学科のある専門学校に入学しました。イラレやフォトショといったツールの使い方はもちろん、htmlやcss、企画とプレゼンテーション、シルクスクリーン印刷やスタジオ撮影など、授業カリキュラムはたいへん充実していました。

話は少し戻るのですが、実はフリーター生活は
今でもデザイナーとして大いに活かされている理由が2つあります。

1.顧客とのコミュニケーションから要望を考える
働いていたお店はこじんまりとした赤提灯のかかった焼き鳥屋。カウンター越しにお客さんとお話しするのがとても好きでした。話の内容としてはカープの話がメイン。そのため、“昨日の勝敗”や“お客さんがお店に訪れるまでの試合の流れ”を把握した上で会話をすると、ニコニコしながら「いいねぇ〜!1杯飲んでええよ〜!」とお客さんからお酒をいただくこともしばしば(普通に嬉しい!)。お酒好きのお客さんがよく集まるお店だったので、試飲をさせてもらい、お客さんの気分や状態、食べ物に合わせてお酒を提案したり仕入れまでさせてもらっていました。とにかくお客さんが喜んでくれる姿を見るのが好きだったし、ここでコミュニケーション能力がついたと思っています。

2.勤務先でクライアントワークの体験
勤務先のお店のメニュー表やショップカード、制服(Tシャツ)を作っていました。店長とお店ができた経緯から、どういったツールが欲しいか、どういうイメージなのかなどのヒアリングをして制作し納品。クライアントワークの体験が出来たのは、デザイナーとしての一歩だなと当時思いましたし、任せていただけたことはとてもありがたかったです。。。!


専門学校卒業後はデザイン事務所へ

専門学校在学中は、実際に現場で働くデザイナーさんの授業や講義を受けたり、コンペに応募してみたりと体験の場が多かったです。現役で入学する人だけでなく、私のように進路変更があって入学してくる人、大学卒業・社会人になってから改めて学びにくる人も多くいました。また、1・2年次の最後に終了・卒業制作があり、日々の課題制作以外の制作の場も多く設けられていました。そして2年次の途中からもりもりとポートフォリオを作っては面接にいく結果、新卒で個人のデザイン事務所への内定が決まり、めでたく夢のデザイナー生活が始まるのでした。


◎まとめ

こんな感じでデザイナーになったわけですが、デザイナーを目指して良かったなって思う瞬間が日々の業務の中で感じることがしばしばあります。
これからデザイナーを目指す人、デザイナーとしてこれからもバリバリ働く人、いろんな状況があると思いますが、振り返りや今後の参考にちょっとでもなれたら嬉しいです♪


次回は、デザイナーになってから現在に至るまでのお話をしてみようかな。
ではまたお会いしましょう〜

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