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文化の読書会

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読んだ本の趣旨を1章ずつ1000字以内で書いていっています。
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2021年11月の記事一覧

生まれ持つ属性が物を言う旧経済の都市

 ブローデル『物質文明・経済・資本主義 15-18世紀 世界時間』の第2章3節、『ヨーロッパにお…

企業者的姿勢のゆりかごとしての大都市。ブローデル『物質文明・経済・資本主義』を読…

ブローデル『物質文明・経済・資本主義』の読書会第17回のメモ。第1巻の第2分冊。第8章「都市…

ロンドンに飽きるとは、人生に飽きるということだ。

読書会ノート。 ブローデル『物質文明・経済・資本主義 15-18世紀 日常性の構造』第8章 都…

交換による資本主義と情報化時代のプラットフォーム

 今回は、ブローデル物質文明・経済・資本主義15-18世紀日常性の構造の都市の誕生と、情報化…

企業者的精神≒自由の集積としての都市。ブローデル『物質文明・経済・資本主義』を読…

ブローデル『物質文明・経済・資本主義』の読書会第17回のメモ。第1巻の第2分冊。前回から第8…

16世紀のマルセイユで市民資格を得るには「10年間に渡って居住し、不動産を所有し、土…

読書会ノート ブローデル『物質文明・経済・資本主義 15-18世紀 日常性の構造』第8章 都市…

おっとりベネチアの登場

 ブローデル『物質文明・経済・資本主義 15-18世紀 世界時間』の第2章3節、『ヨーロッパにおける都市支配型の旧経済ーヨーロッパの最初の世界=経済』を読んでいきます。 外因によって檜舞台に登場 14世紀の黒死病による景気後退と、イタリア北部の工業地帯の発展により、アドリア海と北海、フランス地域まで移動する必要が無くなったことが、ベネチアが世界都市として地位を占めることになった要因である。そのため、羊毛取引(カリマラ組合)から羊毛製造へと発展したのだ。  不景気になると、

動的星座としての都市(圏)。ブローデル『物質文明・経済・資本主義』を読む(17)

ブローデル『物質文明・経済・資本主義』の読書会第17回のメモ。第1巻の第2分冊。今回から第8…

都市って何なんだ?人口密集地なら都市と言えるのか?

読書会ノート。 ブローデル『物質文明・経済・資本主義 15-18世紀 日常性の構造』第8章 都…