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大量消費シリーズ - 白菜 -

私は野菜が大好きだ。大量に買うことが大好きだ。

そして、冬と言えば白菜だ。

一人で消費するのには相応しくないからという理由でまるっとしたどでかい白菜を諦めるなんてナンセンスだ。私なら、一人ででもこの大きな白菜を消費してみせる…!! そんな気合で買った白菜。本当に大きかった。冷蔵庫に入らないくらい大きかった。だが、今の季節なら北側の部屋に置いておけば、十分に保存できそうだった。

さて、この白菜をどのように消費していこうか。

まずレシピを検索すると、白菜の浅漬けや今や定番のミルフィーユ鍋、あとは無限白菜やサラダの類のレシピがたくさん出てくる。しかし、それらは実はそんなに消費出来ないことを私は知っている。浅漬けは確かにたくさん作れるのだが、漬物なのでそんなにたくさん食べられない。漬物を丼いっぱい抱えて食べたら、それはそれでどうなんだろう。鍋に使うにしても、物理的にあまりたくさん入らなかったりする。いくら美味しい無限シリーズでも、同じ味を食べ続けるのには限界がある。

そこで私は提案したい! これぞ、白菜大量消費うはうはレシピを!!

私はこのレシピが大好き過ぎて、大きなまるごと白菜が四日間でなくなるという驚異的なスピードで消費した。

作り方は以下の通り。

① 白菜を千切りにする。そして鍋にどーんと入れる。

これで白菜1/4分。鍋のサイズは9号。

サムネの画像は別の日の千切り。この日はちょっと荒々しい感じで千切りした。別に心模様が影響しているわけではない。

② 炒める。油はどこの国の味に寄せたいかで決めたらいいと思う。油の種類分のバリエーションができる。例えば、ごま油なら中華風、オリーブオイルならイタリアン風かスペイン風で仕上げることが可能だ。鷹の爪を入れるか入れないかでも味が変わる。その日の気分で決めたらいい。自由だ。

③ お水を入れて煮立たせる。白菜がきちんとお水をかぶるくらいがちょうどいい。

④ 沸騰したら弱火で白菜に火を通す。この時点で他の具材を入れる。豆腐や戻した干し椎茸、あるいは肉でもいい。※ 白菜の千切りを入れる前に肉を炒めても美味しい。メイラード反応が期待できる。肉に焦げ目がついた後に白菜を入れて肉と一緒に炒めると香りが立って美味しい。でも肉による。

⑤ 具材に火が通ったら、すったじゃがいもを入れる。するのが面倒ならフードプロセッサーでもいい。私はフードプロセッサーでトロトロにして入れている。追記:じゃがいもを入れたら素早くぐるぐると掻き回すこと。これによってとろみが出る。

⑥ じゃがいもに火が通ったら(10分程度)塩で味付けをしておしまい。

たったのこれだけである! なんと簡単なレシピなのだ!
これで一人で余裕で1/4は消費できる。ちなみに、この料理の重要なポイントはすったじゃがいもだ。これが得も言われぬ旨味になる。コンソメやブイヨンなどのうま味調味料はいらない。塩コショウだけで十分に美味しい。

出来上がりはこんな感じになる。

これは具が豆腐だけのパティーン。白菜に花椒麻辣醤を少し入れて炒めた。
これは干し椎茸を入れたパティーン。この後、仕上げにもごま油を一回し。

洋のパティーンの時は、最初の油をオリーブオイル、にんにくをたっぷりと鷹の爪を入れてペペロンチーノ風味にして具をベーコンやソーセージにしても美味しいと思う。鶏肉を使いたいなら、ぜひクリーム味で。最初の油をバターにし、最後の仕上げに牛乳を入れるだけでちょっとしたシチューになる。

このレシピのいいところは、手法さえ覚えてしまえば味付けはいろんなバリエーションで仕上げられるということ。さらに言えば、白菜をキャベツに置き換えても美味しい。キャベツの大量消費にもうってつけなのだ。

白菜を千切りにして熱を加えることで、かなりかさが減る。白菜からの水分だけだとじゃがいもを入れた後に鍋が焦げるので、水分量は適宜調節して欲しい。

この鍋を汁物扱いにして、鍋を煮ている間にタンパク質のおかずを一品作ればヘルシーな夕飯の出来上がりだ。それが例え、とんかつやからあげでも、その油は白菜が流し込んでくれよう。だからこれはゼロカロリー飯ということになる。

ぜひ、試してみてほしい。

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