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【解剖】ホルモンの話

これは勤務し始めたらそこまで影響しないかも・・・?
いえいえ、内臓の不調による体の症状もあるので無関係ではないのです

皆さんこんにちは、これじおです

国家試験的には間違いなく必要なのでここでまとめてみましょう

ホルモンって何?

ここで私の超個人的なイメージを描きました

もし、日本人だけの教室で、日本語で「ボールペン」と言われたら
おそらくほぼ全員が理解できることでしょう

しかし、日本人だけの教室で、ドイツ語で「Kugelschreiber」と言われたら
おそらくほぼ全員理解できないでしょう
(ボールペンはドイツ語でkugelschreiberです)

ここで、教室を血液、メガホンを持っている人を内分泌腺、聞いている人を
標的細胞としましょう

情報としての言語(ホルモン)は教室(血液)中に出ますが
理解できる人(そのホルモンの受容体を持つ標的細胞)と
理解できない人(そのホルモンの受容体を持たない標的細胞)
が出てくる、と

何となく伝わります?私の超個人的なイメージです

個人的にはこれだとホルモンの性質である
1. 内分泌器官で産生され、血管の中に直接分泌
2. 血液を介して運搬
3. ホルモンの受容体を持つ標的細胞が影響を受ける
4. 特異的な生理作用を発揮

が説明できるような、、、出来ないような?
参考になればと思います

どこにでもありそうなホルモンまとめ

一応ホルモンをまとめます
先に言った通り、ゴロ合わせは嫌いなので列挙します
モジバッカリ(´・ω・`)

下垂体前葉

・成長ホルモン     :成長促進、血糖上昇
・プロラクチン     :乳腺発育、乳汁分泌促進
・甲状腺刺激ホルモン  :甲状腺ホルモンの合成・分泌促進
・副腎皮質刺激ホルモン :副腎皮質の分泌機能促進
・卵胞刺激ホルモン   :卵胞の発育促進
・黄体形成ホルモン   :排卵誘発、黄体形成促進

下垂体後葉

・オキシトシン     :陣痛、射乳を誘発
・バゾプレッシン    :集合管での水の再吸収促進(利尿抑制)

甲状腺

・サイロキシン     :基礎代謝亢進、血糖上昇など
・カルシトニン     :骨形成促進・骨吸収抑制により血中Ca2+低下

上皮小体

・パラトルモン     :骨吸収促進・骨再吸収促進により血中Ca2+上昇

副腎皮質

・電解質コルチコイド  :尿細管でのNa+再吸収、K+分泌(=血圧上昇)
・糖質コルチコイド   :血糖上昇、骨吸収、免疫抑制、抗炎症作用など
・アンドロゲン     :男性化

副腎髄質

・アドレナリン     :心機能亢進、血糖上昇、血圧上昇など
・ノルアドレナリン   :心機能亢進、血糖上昇、血圧上昇など

膵臓

・グルカゴン      :血糖上昇
・インスリン      :血糖低下
・ソマスタチン     :グルカゴン、インスリンなどの分泌抑制

精巣

・テストステロン    :男性二次性徴、精子形成促進、蛋白同化作用

卵巣

・エストロゲン     :子宮内膜の肥厚、乳腺発育促進
・プロゲステロン    :子宮内膜の維持、乳腺発育促進、基礎体温上昇


他の組織からも分泌はありますし、細かい作用はいろいろありますが
ざっくりまとめるとこんな感じでしょうか?

ふと忘れた時に確認程度に使えたらと思います


まとめ

ホルモンって目に見えなくて嫌ですよね
イメージがつかめたら良いなーとは思っています

太字のところは重要か?
ただ暗記するだけでなく、『似たような性質を持つもの』をまとめていくと
新たな発見があるかもしれませんよ?

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