素の自分、無防備でもいいんじゃない

お洒落は大事

ドバイに来る前は、東京で脊椎矯正の他に、フェイシャルやまつエクを施術するサロンをやっていました。お客さまが、ベッドから起き上がり鏡を見た瞬間の喜ぶお顔を見るのが大好きです。美味しいものを食べたときと同じ表情で、無邪気な子どもの笑顔です。

寝ても覚めてもふさふさのまつ毛は、誰でも気分が上がります。眼瞼下垂や逆まつげ対策でまつエクされる方もいます。長年ビューラーを強く使ってきてまつ毛がなくなってしまい相談にいらした方もいました。まつエクやつけまつ毛をつけると、眉を太く描くのと同じように心が強くなります。ここぞというときの助けになるでしょう。また、いくつになっても美しいものを追い求めることは素敵なことです。

ネイルも同じ効果がありますね。お爪を強くするためにジェルネイルされるかたも多いでしょう。指先から手全体の美しさを求めるようになり、さらに全身へ目が向くようになるでしょう。ネイルの色に興味を持ち出すと、お洋服のお洒落にもつながっていきます。

ドバイに住む子どもたちは学齢に関わらず、その日の気分で学校にネックレスをしていったり薄化粧をして行きます。つい「So qute♡」と声を掛けてしまいます。また、学校の指示でドレスを着たり変装していく日があります。日本は「だめだめ」という教育ですが、ここは自由です。そんな小さなおしゃれの積み重ねが、自分らしさを表現できる素敵なレディーへと成長させるのではないでしょうか。

自分は何者か

半世紀以上を生きてきて、この人は自分の姿をちゃんと見ているのだろうか、どんな人生の終末を考えているのだろうかと私が心配することもないですが、聞いてみたくなる日本人が多いように思います。私と同世代でフラフラしてる方には、特に聞いてみたいです。まつ毛やお爪、ブランドのバッグや一貫性のない服選び、土台がしっかりしていなければ何をしても良く見えません。土台とは、自分の信念を持つということです。体幹があると歩いても座っても立っても体が揺れません。それが心に自信を持たせます。

朝、Googleを開くと英文のUAE記事が並びます。日本在住の日本人が知らなくていい情報でも、翌日には日本語に翻訳されて載ります。無視すればいいですが、見出しはつい読んでしまいます。人の書いたものを翻訳しただけの薄っぺらい記事ばかりで。それに振り回されている人も多いでしょう。くだらない情報が毎日掲載されるのは、暇な人が多いからでしょうか。日本へ帰るとワイドショーの話題が退屈すぎて、日本ではテレビがダメ人間を作るのかなと心配になります。不要な情報を頭に詰め込んで、物知りふりしてはいけません。自分とはどこの何者だとわかっていれば、必要なものだけを選べるようになります。

無駄を省いた先にあるもの

私の住まいには、えっ！と驚かれるほど何もありません。私がクラスで教える姿勢も、今までの癖を全部剥ぎ取ってから、転ばずに生活するために必要な筋肉の使い方だけを練習していきます。

まつエクやネイルで飾り、エルメスやシャネルのバッグを持ってもいいでしょう。でも、その土台が猫背でお顔は下向き、ぺたぺたとかかとで歩いていては興醒めです。日頃から娘にも、誰にも負けない何かを持ちましょうと話しています。ドバイに暮らしてから、世界一とか一流とか言われる技術を持つ方に何人も出会ってきました。映画監督やダンサー、スカイダイバー、国で勲章をもらっていたり英雄と呼ばれる人もいます。彼らは、勤勉で1番を維持できるよういつも努力されいて輝いています。私は、その人たちと同士でありたいと常々思っています。あなたは今まで何を積み重ねてきましたか？身包み剥いだ後に何かありますか？まずは、しっかり背筋を伸ばしましょう。自信を持ちましょう。こだわりも大切です。

清潔なおばあちゃん

子どもに迷惑をかけずに健康で過ごせて、亡くなるときはす〜っと眠るように逝けたら幸せだなと誰もが思うでしょう。私は、清潔感のあるおばあちゃんになりたいと思います。こぼさずに食べるには、口角がきゅっと閉まる必要があります。これは骨盤を立てて座る人に為せることです。おしっこの我慢は、坐骨二点で骨盤を支えるときの筋肉がそれです。病気にならない、病気を治す、怪我しない、どれも血液の流れが行うもので、正しい姿勢を作り全身の筋肉をつなげてコアマッスルを常に使う生活すればいいのです。２４時間３６５日コアマッスルを使います。就寝中もコアマッスルを使うと、肩と膝を脱力します。肩に力が入らなければ寝返りはできませんが、コアを使うと一番血液が流れる姿勢が保てます。寝ている間に働く臓器が、正常に働くには血液が正しく流れていることが重要です。

常に物や地面に対して垂直に加重する。

子宮筋腫ですとか卵巣脳腫ですと診断されたら、医者に言われる通りに切れば治ると思わないでください。生活を変えなければ、病気は繰り返します。医者任せにしたら、今度は更年期に苦しむでしょう。若い方なら妊娠もしづらい体かもしれません。自分で正しい努力をしなければ、疲労で筋腫はすぐにできます。痔も同じです。血流を良くすれば、自分で治せる可能性が高い病気です。もっと筋トレしとけばよかったと言うことではありません。筋トレは逆に血行を悪くするやり方が多いです。筋トレよりも、体のバランスを整えることが大切です。イチロー選手も話しています。

私たちに必要なのは深い呼吸が自然にできる姿勢

イチロー選手の言うバランスは、姿勢です。それは、地面を踏み込みコアマッスルを使う姿勢です。イチロー選手も私と同じに２４時間使っているはずです。この姿勢を崩すのは、私にとっておそらくイチロー選手にも恐怖です。頭のてっぺんから坐骨を一直線に保つ姿勢は、呼吸が勝手に吸い込まれる腹圧呼吸です。そう！コロナに感染してもこの姿勢なら勝手に呼吸ができるはずです。医療崩壊するほどの状況下で、なぜマスク手洗いの喚起しかされないのでしょう。呼吸方を変える予防療法で、自分を守りましょう。

私が施術を始めて約２５年、多い日は１２時間、月１５０時間、世界８０か国以上のクライアントの体のデータベースを持っています。利用しない手はないでしょう。ひとりひとりの肉体的、また精神的な悩みを聞いてきました。みなさんの悩みの何百倍も知っているのです。誰もわからない量です。どんな痛みでも相談してください。表情だけで、かなりの予測ができます。

お肌のお手入れ用に安いシートパックが出回っています。パックしたらきれいになった気分でいるでしょう。お手入れは、お肌をよく耕して血行をよくしてから施さないと十分な効果は得られません。美しいお肌は、新陳代謝が正常に行われて作られます。お肌が奥底から押し上げられて表面がふわっとします。赤ちゃんのお肌に戻すために、体の使い方を赤ちゃんに戻して使い方を練習し直すことです。

健康なお爪や髪を作るには、新陳代謝が正しく行なわれる必要があります。これは良質なタンパク質を取ることでもオイルをつけたりすることではありません。まずは、日頃から正しい姿勢で生活しストレスを減らすことです。素を整えることが肝心で、正しい姿勢が理解できずにヨガやピラティス、GYMへ行っても病気を予防することはできないのです。ちなみに私は、ドバイに来てすぐにエチオピア人の体の使い方に変えて、足は５センチ長く鼻も高く顔は片手の掌に収まるほど小さくなりました。人の肉体も精神も変えられます。何かをつけるのではなく、素の自分を見つめ直してみましょう。

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました。