IP in 欧米

大学院卒業後、日系メーカーの知財部で権利化。米国⇨欧州と流れつき、現在欧州メーカーの知…

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大学院卒業後、日系メーカーの知財部で権利化。米国⇨欧州と流れつき、現在欧州メーカーの知財部で修行中。 特許の仕事が大好きなので、記録用に残しておこうと思います。

最近の記事

欧米人はダイレクトなのか?

ヨーロッパだけでも国によって国民性かなり変わるので、欧米人と一括りにできませんが、ご容赦を😓 正直、私は、「えーこの人すごいハッキリ言うじゃん😅」というのは、ほぼ感じたことがないですが、発言した事が全てではあります。 はっきり言っても真面目に聞いてくれるだけで、変な空気になったり、注意されたりなんて事は全くないです。言わなきゃ相手に伝わらないから伝える、受ける側も言ってもらわないと分からないから受け皿が広いという表現のが正しい気がします。 これまで私が直接仕事をしてきた特

    • 欧州企業知財部と日本企業知財部の違い(1)

      私が感じた違いと、私の感じたPros,Consをまとめます😌 もちろん、日本企業も欧州企業も1社ずつしか経験していないので、細かなルールの違いは含みません。 <前提> 新卒でいた日本企業の知財部はかなり大きかったです。現在の会社もヨーロッパでは大きい知財部だと思いますが、日本の企業に比べると5分の1以下の人数です。 私はまだこちらの経験が浅く、考察不足なこともあるかもです。 マネージメントの違い日本:下から丁寧にブロック(例えば、新規案件、他社件検討など)を積み上げてい

      • 欧州での知財就活(2)

        知財就活で使ったツールの紹介それぞれの経験やタイミングでベストなツールは変わってきますが、私の経験は以下です。 Linkedin 私はこれが一番いいと思います。理由は、新規募集の更新がほぼ全てタイムリーに行われること、検索しやすいこと、結局直接応募になり人材会社を介していないこと。あとに記載しますが、知財のような専門性の高い就活を欧州で日本人が行う場合、かなりピンポイントでポジションを検索しなければいけません。もちろん、ドイツ語、フランス語、英語などがネイティブレベルで、

        • 欧州での知財就活(1)

          そこまで英語が堪能でない私にとってはとてもハードでした。 ご存知の方も多いと思いますが、欧米ではIP attorney の資格がないと(USの場合はagentもありますが)権利化業務に付けません。 勿論、私は権利化スキルはかなり自信があるし、英語での特許執筆経験もそれなりにあるものの、資格はどの国でも持ってません。 本当にbarを通った人が資格を持ってない人より良い知財活動できるのか? ⇨答えはdepends. だと思ってますが、いくら私が自分の権利化スキルや過去の実績を主

        欧米人はダイレクトなのか?

          自己紹介

          現在、欧州メーカーの知財部で働いています。 大学院卒業後、日系メーカーの知財部で権利化業務をメインに担当し、その後米国での勤務経験を経てヨーロッパに来ました。 うまい具合に、海外経験しているように見えるかもしれませんが、ヨーロッパでの就活は、かなり苦戦しました。長くなるので別途書こうかな、とおもいます。 途中、個人事業主としてスタートアップ/IT企業の知財業務を行ったりしました。これも大企業の知財と違う視点から学ばせて頂いたことがたくさんあるので、別途書きたいと思います。

          自己紹介