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たいらの湯 創出までの物語 ⑤

さて、前回の続きからです。

そんなこんなで始まったバリアフリー貸別荘
温泉旅行の取組。

始まる前は車椅子でどこまで行けるのか
人目をはばかりながら温泉街を車椅子で移動。
坂で2回ほど落ちました。
早朝の調査ゆえ人に見られなくて良かったなぁ。

(この頃同時進行でシェアハウス計画も行なっていました。ご希望の方がありましたらそれはまた後ほどw)


地元の介護雑誌に掲載していただきました。

いよいよラストの⑤なので

「やってみて」
で締めくくろうと思います。

どんなサービス業でも共通しているのは
私が言うまでもなく

誰のための
何のための
どんな事で付加価値をつくるのか

やりたい事→暮らせるだけの対価を頂けること
となればまぁそれなりに最高。

冒頭、介護業界に来て本当にショックだったのは
誰のために
何ためにサービスを提供しているのか?
という事が
現場において
とても疎かにされていると感じたから。

個別支援ていうなら、
生活歴を尊重したケアっていうなら
食べるものも一人一人違うんだし
経済状態も違う
寝る時間も
風呂に入る時間も
めんどくさくてやらなくっても
酒に溺れても
誰にも負けないんだとラジオ体操しても

良いじゃん。

自分たちの都合のいいところだけ尊重した
そんな個別支援は要らないと思う。
毎日、一人一人が
一人一人の24時間を
ソレを積み重ねた人生を通ってきて
今を生きてるんだから。

たくさんの人をいっぺんに見る
最低限の生活を守るセーフティーネット施設も
あって良いと思う。
けど、
個別支援を実現してゆくサービスは
そーゆーのとは全く違うものになる。


医療・介護で驚いたのは
自分のサービスの対価がどのくらいで
その対価をいただけるのは
どんな質の仕事が必要で
自分が例えば毎月毎月毎月10万円支払うとしたら
コレで良いのか?という視点が無く
個人負担以外の部分が
どのように決済されるのかも知らない人が
ほとんどでした。(今も?)

何で老人ホームの利用料は
クレジットカード使えないんだ?とか
PayPay使えないんだ?とか
最近は解消されてきているようで
利便性も向上し
お客様もにポイント付いたりするし
良かったなぁと思う。

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と、いう事で
バリアフリー貸別荘たいらの湯は
間もなく5年。
延べ400名近くの方を
対応させていただきました。
(一般観光客を除く)

最近ではHPやSNSで
事前に予習してきてくださるお客様が増えて、
説明し始めると「YouTubeで見ました」
と、嬉しいお言葉も。

今後は外国人のお客様の中にも
こういった旅行などへ一定の困難を抱える方々が
安心して利用できるような、
そんなものに繋げていけたらと考えています。

〜やってみて〜

ありきたりの言葉に行き着きますが

やっぱ旅行は楽しめる。

個別対応する事で
夜中に出掛けたいとかでも対応できるし
夜の湯畑もインスタ映え。
ブランディングにも。

もちろん家族も休める上に
ショートステイへ無理やり送り込むような
罪悪感は無い。
おばぁちゃんも♨️楽しんできてね!って

そして普段よりテンション上がるから
必然的に活動が増す。
自社物件を使用する事で保険外でも
お客様コストを落とせる。

などなど良い面がたくさんでした。

"ならでは"
"だからこそ"
"しか出来ない"

が一番良い。

実際の運用にあたってのコストや回収
コロナ禍の対応や出口戦略などは
追い追い書いていけたらなぁと思いますw

最後までお付き合いくださり
ありがとうございました🤣笑

またの風が吹く事がありましたら
宜しくお願い致しまして
結びの言葉に代えせていただきます。
(最後まで上手く書けたかしら😅💦)

アディオス!
アミーゴ〜!!

かけがえのない時間を
気兼ねなくあなたと

「たいらの湯 草津」
R5.4.2

代表 中村岳志

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