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大阪府の新型コロナ重症者の推移(21/1/19版)

 昨日、「大阪府の新型コロナ重症者の割合など」の記事を書き東京でも同じことを調べますとしました。早速昨晩取りかかったところできないことに気がつきました。東京都は重症者数の発生件数を公表していません。代わりに当日の重症者数の現況を公表しています。以前もこのことを指摘しました。感染動向を見る上では重要な指数だと考えるのですがどうでしょうか?
 面倒なので11/15以前の大阪府のデータを確認しませんが大阪府は11/16以降、当日の重症者発生数(新規)と現況(いい表現が見つからなかったので現況としました)の重症者総数を公表しています。これからその日に重症扱いから転出した人数も計算することができます。グラフにしてみましょう。

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グラフは7日間の平均の日ごとの推移です。12月の中・下旬は新規と転出はだいたい同じですが、基本的な傾向として新規(転入)過多です。実際、現況の重症者総数は短調に増加しています。12月頭の黒線(新規)の増加と陽性者数を推移に関連があるのか調べてみてもいいのですがふともっと気になることがでてきました。重症者とは人工呼吸に関係なく重症病床(ICUなど)に入った患者です。グラフをみても綱渡り状態なのは確かなのですけど、綱渡りすぎるからこそ本来重症病床で処置すべき人が処置できていないことはないのかという疑問が出てきます(空きができた分だけ入れている)。実際のところどうなのでしょうか?ともかく医療機関、従事者の一部のところに過度な負担が掛かっているのは確かです。
 余談ですけど最近の死者数、愛知県が多いです。愛知県の公開度を調べてみようとみたら愛知県も東京都のオープンソースを利用した"愛知県 新型コロナウイルス感染症対策サイト"がありました。ただどうも様子がおかしい?ん、なんと自治体が作成したものでないようです。有志の方のボランティア!
なんでもまねて対策サイトを立ち上げる必要はありませんがこれはこれでビックリしました。
 なお県のサイトも確認しましたが正直イマイチですねこれを整理するのは面倒ってのが一言の感想です。神奈川県で見たのと同じような情報のとりまとめの問題を抱えています。愛知県感染症情報センターの週報をみるのが県全体の動向をグラフィカルにはわかりやすかもしれませんね(ここがこっそり目立つってのは縄張り的なものか県の対策本部がいけてないのかそんなとこですよ)。

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