欧米の新型コロナ年代別感染者数

 少し間が空きましたが「7都道府県の新型コロナ年代別感染者数 」で予告したように欧米、スェーデン(人口約1,000万)、フィンランド(人口約550万)、アメリカ(人口約3,3億)の新型コロナの年代別の感染者数を紹介します。フィンランドは欧米の中では陽性者数は比較的少なく日本に近いです。

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参考に東京都(人口約1,380万)と兵庫(人口約540万人)をのせましたが左のグラフを見てみてください。スェーデンとアメリカの罹患率の大きさを!端的に言えば感染者数も多いから亡くなる人も多いってことです。右のグラフのように20-29の罹患率を1にセットするとよくわかりますが、スェーデンとアメリカの特徴に30-60代の罹患率が高いことです。ここも欧米の死者数が多い一因なのだと思います。またフィンランドは死者数は759人(3/3 worldmeter調べ)、兵庫県は534人(3/3時点、大阪の死亡率をあてはめると697人になります)でそこまで劇的な差があるわけではありません。しかし同じウィルスなのに不思議ですね。不思議と書きましたけど単に肥満が原因かもしれませんけど(正確にはもろもろのfactorの積み重ねだと考えます)。単純に欧米でも被害が大きいから日本でも同じようになると考えるのはダメだと思います。同じウィルスではあるけれども感染の質は国によってかなり異なるんです。こういったことが明確に認識されるにはおそらく数年かかる(コロナが落ち着くまで待たないとだめ)でしょうね。欧米には耳の痛い話になるのでちゃんと分析されればいいのですが。
 またワクチン全般に対して私は懐疑派でありませんけど新型コロナのワクチンもあまり期待しない方がよいと思います。1000人を50人に減らすのと100人を5人に減らすのは率は同じでもかなり違います。感染がひどい地域ではそれなりに効果があるでしょうが日本のような感染者の少ない国でも同じような有効率を期待できるんでしょうか?インフルも全員がワクチンを打っているわけではありませんが例年であれば毎年日本で(推定なものの)1,000万人以上が罹患します。でも日本の新型コロナの確定陽性者数はまだ43万人ほどですよ。ワクチン費用対効果を考えるといろいろ無駄にも思えます。
 最後にグラフのデータ。

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注にも書いてますけどCDCのデータはラグがあるのでその点注意ください。

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