家族

実家にどうしても取りに行かないといけないものがあって行ってきた。
外出自粛中なのに、ダメだと思いつつ、本当に必要なものなので。

そこには入院して手術して退院したての母がいた。げっそりと痩せていて、とてもしんどそうだった。何もできない自分が情けなくなった。と同時に、わたしも慈しみの心を持っていたことに気づいた。実家を離れてから少しはマシになったのかな。

わたしは昔から家族が苦手で、今でも集まりごととか苦手だし、正直「家族を大切にしないと⭐︎」と強要してくるひとたちには辟易してしまう。わたしの中の【こいつどうでもいいフォルダ】に無意識に入れてしまう。いちばん苦手なタイプで、何万マイルも距離を置きたい。

自分の家族の過去のこと、誰にも言ったことないけど、これからも言うつもりはない。どんなに仲良くなっても、すべては語らないだろう。どれだけ惨めな思いをしたか、どれだけ窮屈な思いをしたか、どれだけ怖い思いをしたか、それは誰にもわかってもらえないと思うから。逆にわたしのような境遇で過去を語れるひとは尊敬する。わたしにはその勇気も強さも持ち合わせていない。

いつも家族の会合は10分くらいで離席かそもそも欠席なので、これもダメだよなあと思いつつも、耐えれないからそうしているわけで。

しかし、あと何回顔を合わせられるのか、と考えてみたら少し怖くなってしまった。
誕生日とか母の日、父の日はもうお金払うから勘弁してくれよのスタンスで行ってて、自分にとっては結構な額を渡してるんだけど、たぶん「結構な額を渡している」ことで罪悪感を紛らわせてたんだな。

母の日が近いのでちょっと考えちゃいました。

こんなこと書いてるけど、しみずは元気だよ!

追記:母方の祖母のことは大好きでした!そう、わたしはおばあちゃんっ子。飼っていたねこもいぬも大好きだよ、いまでも。

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