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都内在住には微妙なゆりかもめ。ラグジュアリーだ。

「ゆりかもめ」という路線が東京にあるのだが、観光向けな部分もあるので「値段が高くてトロい」。
ゆりかもめで通勤している人からすれば、仕方なく使っている感はある。
また沿線上に住んでいるならまだしも、大抵の都内に住んでいる人であればあまり使う機会が少ない。
精々お台場かビッグサイトに行くぐらいの用事しか思いつかない。
かといって、りんかい線や豊洲からのバスを駆使すれば早く安く済んでしまうので、ゆりかもめはそれらに行く唯一の交通手段にはならない。

…とまあ、都内に住んでいる人にあらゆる方面で「微妙」扱いされているゆりかもめ。
自分はこのあいだ仕事でゆりかもめを使う機会があった。

最高だった。
東京ってこんなにも美しい街だったんだ。


ゆりかもめだからこそ気づいた景色。

ぜひ皆様に体験してもらいたいと思い、この記事ではゆりかもめのベストポジションやベストな時間帯を紹介する。


乗車区間

参考:https://www.yurikamome.co.jp/

今回は豊洲ー新橋の始発点から終点までのフルコース。
途中下車はしないものとする。
ずーっと座って景色を楽しむだけなので、歩き疲れた人や歩くのがしんどい人にオススメできる。

時間でいえば大体30~40分ぐらいの旅になる。

ちなみに料金は390円である。
普通に豊洲から新橋に行くならJRと地下鉄を駆使して、330円でしかも15分ぐらい早い。

ベストな時間帯

ベストな時間帯は夕暮れから夜にかけての時間帯だ。

時刻でいえば春分・秋分の付近であれば17:30ぐらいである。
そろそろ日が沈むなーぐらいの時間帯。
サラリーマンが退勤して乗車する時間帯にも重なるので、ゆりかもめで通勤している方でも大丈夫だ。
もし人ごみが気になるようであれば、冬至付近の平日で16:30に乗るのがおすすめ。

少し話はずれるが、夜の街にふさわしい曲を聴きながら乗車するとより楽しめる。
自分はゆったりとした曲を聴きながらゆりかもめの旅を楽しんだ。

座る場所は一番前の運転席

座る場所は進行方向一番前の席一択だ。
始発点から乗る理由も、一番前の席を確保したいからである。

ゆりかもめはなんと、平常時は無人で運転している。
そのため運転席に座ることができる。

これがゆりかもめだからこそできる体験だといえるだろう。
なお、一番前の席は観光客にもキッズにも大人気なので、席の確保の難易度は高い。

特に見てほしいスポット

乗車したらぜひ見てほしいスポットが2つある。

テレコムセンター駅

ほとんどの人が降りたことがなさそう。
自分は都内在住歴もかなり長いが、一度も降りたこともない駅。
一応公園とフジテレビの撮影スタジオがあるらしい。

なぜ?と思うだろう。

実はテレコムセンター駅では、お台場にあるガンダムと東京タワーが並んで見える場所である。
一応乗車したままでも見れるが、ガンダムファンであれば降りてまで見てほしい。

お台場海浜公園ー芝浦ふ頭の間の景色

路線図を見れば分かるが、ぐるんとなっているところである。

見た目通り、駅の間隔がどのゆりかもめの駅よりもめちゃくちゃ長い。

見える景色は高層ビル群と海と、ゆりかもめの横を走る車である。

まさに「カッコイイ東京」の写真が撮れる。

ゆりかもめはラグジュアリーだ

都内をあくせく働いていると全然気づかないけど、東京って綺麗なんだなってゆりかもめによって気づかされた。

今や高級や良い意味での贅沢の代名詞である「ラグジュアリー」は言葉が元々「過剰な装飾」であったように、普通に考えても余分なものは時に人の心を豊かにさせる。
普通に利用するには「値段が高くてトロい」が、東京の素敵な景色を堪能できるゆりかもめは「ラグジュアリー」といえる。

さて、ちょうど降りたことだし新橋で一杯飲みますか。

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