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あなたも私も存在がハラスメント

に、なる可能性があるということを本日はお話したいと思っています。

車の運転免許証を持っている方は
教習所などで口酸っぱく言われたかもしれません

車に乗っているだけで強者

であるということを。
細い道で、ミラーがなく、左右確認をするためにゆっくり車を前に進めたんですね。すると、スマホをみてた自転車が、私の運転する車が小道から出てくることに気づかず、車の横に完全に激突。横にぶつかっているということと、ぶつかった本人も自分が悪いという自覚があったので、警察がきたときもすみませんすみませんと謝っていた。こんなケースでも車は点数ひかれます。し、車の方が悪いとされます。

昨今叫ばれるハラスメントも、
この車の例を意識するだけで激減すると思っていて。
それはどういうことかと言うと、
よくあるのが、加害者側が

悪気がなかった

ということです。
うん、全然その可能性あるでしょう。
世代によっては、また性別によっては当たり前も違えば、よしとされている価値観だって全然違うことがあります。その人にとってはいいと思っていることも、相手にとっては苦痛かもしれない。

例えばしごき

と呼ばれる行為。
これね、私はこれを経験したことが
「よかったこと」
になっているんです。
なにくそ!
という気持ちが思わぬ力をだしたり
その自分では開けられなかった扉みたいなものを
人から無理やり開けてもらったことで
新しい表現の引き出しを得れた、
みたいなね。

でもこれそもそも耐性ない人には
いじめ
とも
ハラスメント
とも捉えられかねません。

ポイントは
良かれと思ってやっていること
です。

悪気はなかったんだ
よかれと思ってやっていることも
そんな風に言われてしまうのであれば
なんもできねーよ!!
と思う人もいるかもしれません。

感情では、そうですね。
もし良かれと思ってやったことで
ハラスメントと言われた人がいたとしたら
ものすごく同情します。
でも、世間は同情しませんし
泣いて痛いよって叫んでる人を守ります。
だって、あなたは慎重に車を動かしてたと言い張っても、
よそ見した人がぶつかってきて重体になったら
やはり罪はあなたに被さります。
理不尽に思えても力の強いものを扱うというのはそういうことなんですよね。
その例は分かった、
でも人対人だったら、車対人みたいなパワーバランスにはあんまりならなくない?
私は強い力なんてないし!
だから大丈夫大丈夫!
と思うかもしれませんが、そうでしょうか?
私はこう思います。

年を取っているだけで権力者になってしまう

と。
どうしたって経験積んでますし
尊敬されちゃったりとかして
そんで意見されづらくなっちゃったりして
嫌なものを嫌と言えなくさせちゃったりして
でも年下が気つかってくれてるから、
憐れ、年長者は
「仲良くやってる」
と勘違いしちゃって。

違うんですよね、
年下とか、
もしかしたら力を持つ男性に対して女性が、
とか
かなりの確率で気を使ってくれているから
気持ちよく関係を築いている気になっているだけかもしれません。

だから、うまくやれてる
という思い込みは捨て
自分は
車に乗っているんだと思ってみましょう。

乗っている(生きている)だけでよく周りをみていないと簡単に人を傷つける、あるいは命を落とさせてしまう可能性がある。

車に乗っていたらよそ見をしたら致命的ですよね。
それと一緒で
年上なだけで
もしくは地位
もしくは性差
そんな立ち位置の違いで
全く同じパワーバランスなんてことはあり得ません。
少しでも力を持ってしまう可能性を心に留め
自分は車に乗っているんだ、という気持ちをもって、
周りを、相手をよくみて
気を付けて関係性を築かないと
大変なことになります。
慢心してはいけない。

私も、
あなたも、
そして今はまだどんな力も持っていないと思っているかもしれないあなたもいつか誰かにとっては強い力を持ってしまうかもしれない。
こんなこと考えながら人と付き合うなんて面倒くさい
って思うかもしれませんが、
ひとりひとり違う個体である私たちが付き合っていくってのは
もうそれだけで大変なことなんですよね、やっぱ。

私も
関係を築いていると思った
分かってくれていると思った
うまくやっていると思った
という慢心が大切な人を傷つけた
なんて経験が
痛いほどあります。

気を付けましょう、一生。
大切な人と一緒にいたかったら。
そして疑いましょう
絶対大丈夫なんてことがないってことを。



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