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言葉を学んでセンスを磨く『言の葉配色辞典』 #デザボン

「彩雲(さいうん)」という言葉があります。朝日などで美しく色鮮やかに見える雲のことで、幸せを呼ぶ雲とも言われるそうです。
これをデザインに取り入れるなら、どんな表現にすれば良いだろう。

本書は情緒あふれる日本の美しい言葉をテーマに、連想されるビジュアルや色をまとめた、少し変わり種の配色本です。

他の配色本との最大の違いは、テーマとなる言葉の意味や連想される言葉などを掘り下げていること。

なんとなくこの色が綺麗、可愛いで終わるのではなく、元になった言葉を知ることで、より具体的な情景をイメージできます。

東雲。綺羅星。たゆたう。甘美。薫風。秋霖。月下美人。玉響。

聞き覚えのある言葉から知らない言葉まで、100以上のテーマが用意されています。

僕はこの本を読んで、『センスは知識からはじまる』という有名なデザイン書を思い出しました。 用意された色を選ぶのではない。知識を得ることで、色のセンスを磨くことができる本と言えます。

どこかで見たような配色や表現しかできない…と悩む人へ。

この本を読めば、平易な言葉からは生まれない、新しいインスピレーションを得られるかもしれません。 机の片隅に並べておいて、ふとした時に開いて世界を広げるのはいかがでしょうか。

『言の葉配色辞典』
2024年8月21日発売です。

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