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14NOV2020: Grilled battleship

関東へ出て初めて見知ったマグロのカマ
サイズ感と独特な切り出しの形状から、初見一瞬で「宇宙戦艦ヤマト」と命名するも、未だ理解者現れずちょっと寂しい

玄界灘の潮風を受けて育った身としては、マグロそのものを口にする機会がほとんどなく、よって赤身やトロの刺しは特に血湧き肉躍ることもないのだけど、カマはなんか土俵が違うというか、whole different ballgame
大味で鉄っぽい風味が、血合いを含むアラ全般好きとしてはたまらん
骨の周りの肉がいちばん美味しいは真理

アラを食べ慣れている人、切り身には見向きもせず好んでアラ炊きを頼む人は、似通った感性を共有しているというか、魚との距離が日常的に近い生い立ちを辿ったんじゃないかな、と勝手に親近感が湧く

2度目のデートで大鉢いっぱいのカンパチのカブト煮を頼み、ネコも寄り付かない→ハエも止まらないレベルまで骨身を共にしゃぶり尽くした人は恋人になった
決め手は、魚の目玉を両方とも快く差し出してくれた事だった


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