わたし的幽体離脱のはなし

画像1 27歳の時 店長になった。店長という名札をつけた途端、部下やお客さんの視線がこんなにも集まるものなのかと驚愕の日々。休日関係なく電話が鳴る。無性に1人になりたかったある日、フィンランドへ一人旅に出る。未だかつてない開放感!誰もわたしのことを知らないし視線も集まらない。味を占めた。そこから数年後バイヤーになる。買い付けに遠くの土地へ行く日々。開放感の連続。ただある日ふと気づく。日々のしがらみからふわっと離れたのに気づけば開放感を感じないことに。あぁ これは幽体離脱して肉体に戻ってきた感覚と同じ、と思った。

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